焼き芋の季節


サツマイモには不思議な性質がある。下の画像は今年10月の収穫時に撮影したもの。新芽が多数出ているが、この現象は毎年あるのだが必ず、ネズミの食害を受けたサツマイモの数割から発現している。コガネムシの食害を受けたものは同じようにはならない。

そして、ネズミにかじられたサツマイモは食害箇所が自然修復してもしなくても苦味が出るが、コガネムシにかじられたサツマイモは苦味は出ない。

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画像は安納芋だが、全ての品種に共通した現象である。

ネズミの食害位置や程度、食害時期や温度に関係するのか判らないのだが、非常に興味い深い。この性質を上手に利用できればサツマイモ育苗の萌芽(春の育苗の強制発芽)コントロールが可能になるのではないだろうか。

我家には1度単位で温度調節できる焼き芋機(販売専用機)があるが、品種や貯蔵時間によって微妙に焼き温度を調節することで甘さが変わってくるのも面白い。ガスや釜では出来ない微妙な温度管理で焼き、糖度計を使って糖度の違いを調べて3年経過したが、焼き芋は奥が深い。焼き芋は経験と科学であると思う。焼き芋の分野は、科学・化学が経験を超えてきたともいえる。微妙な温度調節ができる家庭用オーブン機能付きの電子レンジを使ったら、誰でも美味しい焼き芋を焼けるはずだ。

我家では9品種を栽培しているが全て自家育苗であり、収穫後1ヶ月以上を温度湿度管理した室で寝かせてから出荷している。1年間保存した我家のサツマイモ(種子島むらさき)を先月、テンプラで食べたが旨かった。サツマイモは色んな意味で凄い野菜である。

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