代々続く家業としての誇りとは家に縛られること、夢を諦める代償の上にある。


このホームページの閲覧者は数少ない。その中でも海外の方が20パーセント近くおられる。日本の農業に興味があるのか日本の動植物に興味があるのかわからない。コメントの9割は海外の人からである。パソコンで翻訳をしてみたこともあるが残念なことに正確な意味で翻訳されない。そして、このHPの性質上、その方のコメントの返信をすると送信者の情報が書き込みしてある場合すべて掲載されるので、申し訳ないと思いつつ全てのコメントの返信はしないことにしています。

今週、アメリカの農場経営者Sさんから丁寧な日本語で、アメリカに来て日本の野菜栽培の技術指導の要請コメントをいただきました。このホームページの内容を見ていただいてのコメントだと思っています。日本の百姓の一人として、とてもありがたいことです。アメリカのSさんへ本日のブログでコメントへの返信をさせていただきます。

「Sさんの農場のある州は、俺が高校生の時に夢中になっていたFOXTVのドラマの撮影場所の州なので、コメントを読んで心が動きましたが残念ながら行けません。日本の小規模な家族経営の農家である我家では、主が6ヶ月以上、不在にすることができないのです。アメリカのどこまでも続く、抜けるような青い空の下で日本の野菜を栽培する手伝いができるのは夢のような話ですので、必ず適任者が見つかるはずです。俺は、小さな島国日本の小さな地域の小さな規模の百姓ですが、コメントを読んだときは、本当の百姓として海外の方から認めてもらえたようで嬉しかったです。アメリカでの日本野菜の栽培が上手く行くように祈ります。コメントありがとうございました。」

本日朝は雨。雨が止んだ午前10時前からネギの抜き取り作業をする。

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ペーパーポッド10枚分。作付けが少ないので機械掘りはしない。野菜専門百姓として生き残っていくには多品目少量栽培しかない。少品目大量栽培は不作や低価格(相場下落)のリスクが大きい。

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雨上がりで水溜りが残っている。午前中に60メートル2畝を2人で抜き取り、天日で一時乾燥させることで保存性が増す。新潟県長岡では「囲いネギ」と呼ぶ。余談であるが、画像奥の民家が並ぶあたりは、昭和半ばまで「雪にお・雪にょう」と呼ばれる雪山が作られていた場所である。機会があったら中島の農業の歴史として紹介する。

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集団で越冬する天道虫。たった一匹、はぐれて車のドアに張り付いてた。集団で越冬する昆虫にカメムシもいる。

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高校1年のとき、30キロ離れた海岸まで海に沈む太陽を撮影するために自転車に乗って頑張った。百姓として年老いた今、「太陽」と言うよりも「お天道様」と呼ぶ自分に気付く。全ての根源であり神様だと思う。

午後、4時過ぎのお天道様。天道虫を撮影したので関連付けるために、久々の夕暮れを撮ってみた。デジタルカメラはフィルム感覚で撮れないので思うようにならない。利点は軽くてコンパクト、現場ですぐ確認できること。昔のフィルム一眼レフカメラのほうが、俺には上手に撮れる。中学時代の将来の夢は看板屋兼カメラマンだったが父親に「百姓の倅は農業高校へ行け」と何度も怒鳴られ、デザイン科のある市外の高校へ行くことを諦めた。愛機ニコンF2フォトミックは名機なので久々に手入れしなくてはならない。

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