部品供給なし。修理すればまだ使えるのに。


22馬力でありながら4気筒。排気量があるのでトルクがある。変速はクリープ付きの16段。20年近く前に6代目が中古で買った。水平機能は最初から壊れたていたので細工してもらって尾輪耕起のみ。各部のオイルシールから滲み出るオイルは補給で対処して15年以上。エンジンオイルは自分で交換。最初から余熱は効いたり効かなかったり。ライトも10年前に片方壊れたまま。

パワーステアリングもついてないので、手を怪我している時は大変だった。

部品が無く、泣く泣く手放した古いトラクター。この頃のトラクターに比べたら、現在の同馬力トラクターは「ICチップがついた玩具」。電子頭脳が壊れただけで使い物にならないし、トルクが無い。

このトラクター。信濃川が夜中に急な増水をして、エンジンの半分まで水没してしまった時があった。濁流に浸かってラジエターの隙間も泥とゴミが詰まった。しかし奇跡的にエンジンが掛かったのには驚いたものでした。 しかし、喜んだのも束の間、オイルシールの隙間から川水が侵入していたらしくクラッチが張り付いてしまったので修理に4万かかった。修理してすぐに水温計の上昇が頻繁になった。30分使ってはエンジンが冷えるまで休ませて…の繰り返し。 それから3年近く、騙しながらなんとか使ってきたが、26年6月にとうとうオーバーヒート,リザーバータンクもボロボロに割れた。 「もう部品がない」と三菱に言われた。

一昨年、外国人の輸出業者に引き取ってもらった。ヨーロッパに行くそうである。今頃はヨーロッパで活躍していることだろう。

海外ではエンジンまで修理して再生しているのに、少資源国日本は「修理できない」と平気で言う。「新しく買ってください」という意味だ。 金持ちばかりの百姓ばかりでない。新車なんて買えない百姓も多いのに…。仕方なく

ドイツの国民車、ワーゲンビートルのような基本性能がしっかりして、修理すれば何十年も使い続けられるトラクターを作る会社が日本にあれば、必ず売れるはずである。

中古農機具の輸出業者の台頭によって我家のような小さく貧しい百姓が買える「程度の良い安い中古トラクター」が消えてしまった。いくら程度が良くても電子部品でウン十万円もするトラクターは買わないし、買えない。 誰かトラクターを安く売ってくれないだろうか。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.