貝塚、泉州水茄を育む水


ナスは品種に関係なく、水と温度が必要な野菜。本当の梨ナスにも中島巾着にも水は不可欠です。長岡では信濃川河畔の土質により水分を補給していますが、乾燥期には樹勢が衰えて良いナスが獲れなくなります。

高い山を多く有する新潟県は雪が降ることもあり通年通して川水が豊かですが、大阪にはそのような山はありません。 貝塚地区の農家はハウス栽培でシーズン通して瑞々しく色艶の良い泉州水茄を生産しているのを画像で見てたので、どのように栽培地に水を供給しているのか興味がありました。

地区の農家が共同で管理している池

圃場から歩いて数分の場所に大きな池がある。地図で見るとこの地域には昔から多くの溜池が存在します。河川の水を利用したり井戸を掘って汲み上げて利用することはあまりないらしい。先の水門を開くと池の用水が流れる。

ゴミなどは流れていません

流れに沿ってそよそよと揺らぐ川藻が植生として存在している。用水としての水も綺麗である。

樋板で閉じて必要な水路だけに流す

都市の中での農業は住民の理解と協力のうえに成り立つのです。新潟県は何処も水が絶えることなく大量に流れていますが、大阪では水を大切に扱っているのが判りました。

温室の方向へ流れる用水、泉州水茄の命である。
温室内の泉州水茄の株元へ散水中

気温・樹勢・天気などを考え必要な分量を見極めて水を止める。その後に池の水門を閉じる。ムダがない。そして効率第一の都市農業である。点在する畑が住民の目を和ませ自然を感じさせてくれるかぎり農業に理解が得られるだろう。騒音から早朝の機械操作ができないこと、乾燥期の風のときに耕運作業ができない、住宅地での防除作業、それらを考えると温室栽培は理に適っている。雪が降らないので連棟ハウスでの効率的栽培も可能である。

雪国の長岡との差を感じたが、何かを得なければならない。

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