ナスの接木と自根の違い


今春のナス畑の片付け作業をした時の画像です。昨年、新潟市農業活性化研究センターの御厚意で土田系の中島巾着の高接苗・多段接苗を各15本頂きました。その根量の差を記録するための大切な一部資料です。

左から、中島巾着の自根。真中、中島巾着の台太郎の高接ぎ。中島巾着の多段接ぎ

病害の発生についての調査と最近の接木方法による抵抗性を調べるために新潟市から長岡市まで苗を届けていただいたものです。病害調査の結果は後日にします。

 

接木による根量の差は明らかです。

自根の中島巾着は片手で抜くことができますが、接木のものは両手で抜こうとしても大変で腰も肩腕関節も無理がかかるほどの力が必要でした。根量の違いがナスの実の形や味・硬軟に関係してくる事もわかりました。

 

中島の百姓の先人たちが何故、自根にこだわってきたかが、ようやくわかりました。第一に春の片付け作業が大変です。根量が少ないからこその食味があること。100年に渡る中島百姓の経験は自根だから活かせるものだということ。接木は実の成長が早い気がしますし、樹が暴れる傾向が強いこと、養分水分の吸収が良いために枝葉の処理に手間がかかります。ただし、病気に強いという最大の理由から接木も考慮する必要が出て来るかもしれません。接木の中島巾着を栽培するには何年も試験栽培をしてデータを記録しないと本来の中島巾着を食べることは難しいかもしれません。自根と接木は一長一短で何を優先するかで判断しなければいけない時期が来ると思います。しかし採種は性質維持の点から自根が絶対条件です。

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