試験的なナスの畝


画像は今年6月の梨ナス(水茄系)の畝。水茄が先祖である梨ナスにとって夏の渇水期は品質が落ちる時期。潅水設備のない河川敷で水を効率良く流すには畝の中心部を凹ますのが手っ取り早い。

雨続きには病気の元になる畝形状。

トラクターの成型機巾1.1メートルの畝を作り、畝の真ん中を耕運機でロータリー正転後進してロータリー巾50センチ、深さ5~10センチほどの溝を掘って黒マルチを張った。苗を植えた後に、水が溜まる箇所に小さな穴をあけた。渇水期にはトラックで運んだ井戸水を畝の端から流す。 以前は運搬車に水タンクを積んで、移動しながら潅水していた。先代は生前、高畝にしなかったのでそれに倣って畝高15センチにしてみた。本年は十全系ナス(本当の梨ナス含む)と中島巾着と泉州水茄(種苗店で購入のF1)に褐紋病が多く発生したが、黒系梨ナスは被害が少なかった。中島巾着以外は同じ畑で栽培しており、同じ畝に植えた十全と黒系では見た目の差が歴然としていた。十全系と泉州水茄は近い性質を持つ現われであろうか。すると黒系梨ナスは泉州水茄とどのように違っているのだろうか。大阪でも今期は路地栽培で褐紋病が多発したという話を聞いている。

小さく植えてシッカリ根を張らせる。

同じ水茄の系統である梨ナスであるが、販売している種屋で梨ナスの性質が違うのである。この面白さはシーズン通して何年も栽培比較するから解る面白さなのである。長岡で最初に黒系梨ナスの種を販売したといわれている高橋種苗店(随分前に閉店)の梨ナスを今期100本程度栽培したが(土田は初めてこの種を入手)、交雑が激しく進んでおり、梨ナスとして販売するには無理であった。忙しい身の上の俺に10~20本程度の栽培では性質観察はできないと考える。

梨ナスというには無理がある。

画像の黒系梨ナスは様々な品種が入り混じった状態であり、丸ナスや巾着(長岡巾着なのか中島巾着なのか長岡ナスいずれが交雑したのかは不明)が交雑しているので、初期~終盤まで形が安定せず、トゲも大きく皮は厚く硬い。真円形も多々発生した。梨ナス特有の形も発生した。この種からのナスと栽培現場は大阪の生産者さんに見せただけなので、来期は新潟県の研究者レベル複数人に見てもらうべく数十本を栽培してみようと考えている。

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