一番うまい麹甘酒


甘酒ブームなのか大手食品会社から多くの甘酒が発売されるようになりました。その影響でしょうか、地元新潟県の麹甘酒の取り扱いがされなくなってしまいました。仕方なく、長岡市内のスーパーで販売されていた全ての麹甘酒を買って飲みましたが、味も香り(香りというより臭いというほうが合っていた)も「この次は買わない」と思わせるものでした。俺の55年の人生のなかで一番美味なる麹の甘酒がこれです。クセや臭みがなくスッキリ飲み飽きしない甘酒で病人にも幼い子供にも好まれる味香りです。これを飲むと他の甘酒は飲みたくなくなります。

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潰瘍性大腸炎という完治しない難病があります。大腸粘膜のアトピーだといえば分りやすいと思います。軽症から重篤な症状まで患者によって症状は違いますが、食事制限や過労・ストレスなど様々なことに注意して、完解と言われる良い状態を長く保つことが重要です。生まれ持った体質であり、何かのキッカケで発症し下痢、粘便、出血、腹痛で動けなくなります。俺はこの難病と37年付き合っています。何も食べることができない時は「麹の甘酒」が俺の命を保ってくれます。一番長い期間で4ヶ月以上を甘酒とラコール(科学的経口栄養剤)を胃に流しいれて、畑仕事もこなしていました。

 

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地元長岡市内のスーパーで探していますが、昨年から取り扱いがありません。酒処新潟は酒粕の甘酒も旨いです。作家、開高健さんが「淡麗辛口」として有名にした「越の寒梅」の酒粕も格安で入手できて、この酒粕甘酒もたまに飲みます。しかし、俺は酒は弱くて飲めません。子供達が好きなアニメ「もやしもん」のように麹菌が見えたら、新潟の銘酒や美味い麹甘酒の菌を見比べたいものです。麹菌の扱いひとつで味も香りも変わるのは、野菜も同じです。作り手、風土、種、百姓伝統の技は酒蔵の伝統と同じ。麹菌を種と言い何百年も変わらず守ってきたように、中島巾着は長岡巾着ではなく、100年の正統な伝統を守ってきた中島地区の百姓だけの門外不出の相伝なのです。

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