ナスと気温とナス漬


今年の夏は日中温度と夜間温度の落差が大きかった。今年の夏は夜温が低かったので例年よりも割れナスの発生時期が早かった。ナスの内部成長と表皮の成長差がこの時期から出ている。割れるようになればナス特有の旨みが溜まったといえる。割れるのは長期保存の漬物向きに変化してきている証。割れナスの辛子漬けは絶品の味と食感である。明治期に長岡で最初に巾着茄子を栽培した直系の子孫、小川さん宅のおばあちゃん(故人)直伝のレシピが我家に残っている。歴史の浅い漬物屋で漬物を購入するくらいなら自分で漬けた方が断然お得で美味しい。

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丸ナス(中島巾着茄子)は梨ナスに比べて割れる時期が若干遅い。現在は市場流通の規格があるので、割れたナスは収穫されずに廃棄処分がほとんどだが、明治大正時代の中島農家は大抵が貧しかったので、この割れナスを漬けて自家消費および販売していた。しかし、これがコリコリと歯ざわりが絶品なのである。土田家に直接ナスを買いに来るお客さんは、割れナスだけを注文するくらいである。都会のような消費地では入手が難しいので割れナスの価値は解らないだろう。いつか都会の人に100年続く本物の中島巾着の割れナス漬けを味わってもらいたい。

 

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そろそろツバメの姿も見かけなくなりました。あのスピードで飛びながら小さな虫を口ばしで捕まえるのには驚く。コウモリとツバメは観察していて飽きない。逃げられないように20倍ズームにて。

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