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雪ウサギ

合併前の旧長岡市内は今シーズンの雪は、10cm程度降っては消えて…の繰り返しで有難い天候です。本格的積雪の前に庭木をバッサリ剪定したので南天の赤い実を探すのに時間がかかりました。

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元旦に俺が作った雪ウサギが翌日玄関先で完全に融けて耳の葉と目の実だけになっていたのですが、それを笑っていた妻が3日の夕方に新しい雪ウサギを作ってくれてました。この南天は祖父が植えたのか先祖が植えたのかわかりません。NHKの大河ドラマ『八重の桜』で「難が転じるように」と八重が、出陣する弟の服に南天の刺繍をしていましたが、武士の家には南天が植えられていたのでしょうか。40年ほど前に祖母は「乗り物酔いをしないように」と言って、南天の葉を口に一枚含んでバスに乗っていました。

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降雪直前の先月、思いつきで黒系の梨ナスを採種のためにバケツに入れて保管していましたが、洗浄しながら採種乾燥させましたが種が成熟しておらず廃棄しました。8月後半~9月上旬以降に着果したナスは採種できないということです。

一番うまい麹甘酒

甘酒ブームなのか大手食品会社から多くの甘酒が発売されるようになりました。その影響でしょうか、地元新潟県の麹甘酒の取り扱いがされなくなってしまいました。仕方なく、長岡市内のスーパーで販売されていた全ての麹甘酒を買って飲みましたが、味も香り(香りというより臭いというほうが合っていた)も「この次は買わない」と思わせるものでした。俺の55年の人生のなかで一番美味なる麹の甘酒がこれです。クセや臭みがなくスッキリ飲み飽きしない甘酒で病人にも幼い子供にも好まれる味香りです。これを飲むと他の甘酒は飲みたくなくなります。

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潰瘍性大腸炎という完治しない難病があります。大腸粘膜のアトピーだといえば分りやすいと思います。軽症から重篤な症状まで患者によって症状は違いますが、食事制限や過労・ストレスなど様々なことに注意して、完解と言われる良い状態を長く保つことが重要です。生まれ持った体質であり、何かのキッカケで発症し下痢、粘便、出血、腹痛で動けなくなります。俺はこの難病と37年付き合っています。何も食べることができない時は「麹の甘酒」が俺の命を保ってくれます。一番長い期間で4ヶ月以上を甘酒とラコール(科学的経口栄養剤)を胃に流しいれて、畑仕事もこなしていました。

 

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地元長岡市内のスーパーで探していますが、昨年から取り扱いがありません。酒処新潟は酒粕の甘酒も旨いです。作家、開高健さんが「淡麗辛口」として有名にした「越の寒梅」の酒粕も格安で入手できて、この酒粕甘酒もたまに飲みます。しかし、俺は酒は弱くて飲めません。子供達が好きなアニメ「もやしもん」のように麹菌が見えたら、新潟の銘酒や美味い麹甘酒の菌を見比べたいものです。麹菌の扱いひとつで味も香りも変わるのは、野菜も同じです。作り手、風土、種、百姓伝統の技は酒蔵の伝統と同じ。麹菌を種と言い何百年も変わらず守ってきたように、中島巾着は長岡巾着ではなく、100年の正統な伝統を守ってきた中島地区の百姓だけの門外不出の相伝なのです。

日本一のナス博士

種から収獲までの作業を農家と同じく何十年も鍬を振るい調査研究してきた専門家で大阪の森下博士がおられます。平成26年8月に中島巾着と梨ナスの歴史を知るために長岡農協営農課にお願いして、梨ナスの故郷「泉州水ナス」に詳しい方を調べてもらい、紹介されたのが森下博士でした。同年8月26日に自宅へお伺いして丸1日、水ナスについて丁寧に教えていただいて以来、交流させていただいてます。

平成27年に長岡へ来られた際に、博士が趣味で製作されているスプーンとフォークをいただきました。その時には印がありませんでしたが、今年7月に大阪へ行った際にいただいたものには焼印が押してあり完成度が増して高級感がでました。冷たいものを食べる時にはこのスプーンを使い、漬物を食べる時は二又楊枝を使っています。博士の人柄が伝わってくる手作りの品を使って食べる中島巾着と梨ナスは格別です。画像はアイスを食べる時に使っているスプーン。

台風21号の置き土産

先週11月3日から、信濃川河川敷の里芋畑のガレキの山を片付けながらの収獲作業が続いています。台風21号で増水した川水によって運ばれてきたゴミの山に、お宝は皆無ですが興味深い物が沢山あります。

カミキリムシの幼虫

流木、直径20センチ、長さ1.5メートルの腐食した松の木を砕くと、大量のカミキリムシの幼虫が出てきました。70歳代の人は子供の頃におやつ代わりにしていた人もいるようです。テレビ番組で俳優の藤岡弘さんが食べていたのを見ましたが、俺には、食べる勇気はありません。栃尾に住む一回り年上の渓流釣りの師匠は子供の頃に食べていたそうです。大物の釣りエサとしても貴重品です。

測量杭

数年前に破壊された物が流れ着いたのだと思います。長岡市の上流70キロ、湯沢地区から魚野川を流れ信濃川を流れてきた標柱。魚野川と千曲川(新潟県境で信濃川と名前が変わる)が越後川口で合流して本流の信濃川となります。

横から撮影

 

にいがた在来作物研究会

10月21日に「にいがた在来作物研究会」の設立総会に出席しました。

 

今年の元旦に、恩師恩人とも言える小田切さんから新潟県全体の農作物研究会を設立する動きがあるとの年賀をいただきました。2月には新潟市農業活性化センターで在来作物の講演会に参加させてもらいました。研究会の設立に向けての動きが着々と進む中、7月には小田切さんと大阪へ行き「大阪と新潟県のナス」を食べて話して交流するイベントに参加して、泉州水茄の生産者の北野農園・北野忠清さん、日本のナスの第一人者農学博士・森下正博先生、現在の黒皮の泉州水茄を育種固定させた藤原種苗さんに会って貴重な話を色々と聞かせていただきました。新潟県全体の作物を研究するうえで、県外との連携は不可欠であり、大阪との繋がりは願ってもないことだと思います。

生産者・種苗会社・農作物の指導研究を長年してきた県職員(現職・元職)の知識経験が失われないうちに後世に正しく伝え残していくには、県全体の研究会の設立の意義は大きいはずです。

イチョウの紅葉

六代目(父)が銀杏収獲のために植えたイチョウです。

1年を通して庭木の開花や芽吹きなどによって農作業の指針にするのが昔からの百姓です。先人の歴史と知恵を受け継いで後世に伝えることが伝統です。イチョウの葉が黄色くなり始めたら里芋の本格的な収獲が始まります。野菜栽培だけで7代続く我家は長岡で一番古い野菜農家です。伝統を語る誇り(矜持)とは歴史を正しく知ることだと思います。現代人が忘れてしまった言い伝えも大切な歴史のひとつです。

台風21号・信濃川増水②

先週10月23日夜から翌日にかけて、台風による気圧変化です。

黒い針が現在気圧。台風が大阪あたりに接近中の頃か…

台風通過後の気圧

魚沼漁業共同組合員の一員として、このような被害もあります。という画像です。

右岸運動公園の土手際で息絶えた産卵に遡上した雌鮭。既に腐敗臭が漂っていた。比較に缶コーヒーと硬式テニスボールを置いた。

川の水が引き始めた頃に発見していれば、渓流釣り用の餌として卵(イクラ)が入手できたのに…もう1日早く

超大型のヘラ鮒、近年は信濃川も護岸で固められ、水生生物を守るワンドの減った信濃川でこんな大物は滅多に見ることはできない。500mlのペットボトルは比較用

へら鮒も右岸運動公園のグランドで息絶えていた。

産直表記の疑問

県内産・市内産の表記は生産地の特定がおおまかであるが生産範囲は判ります。地産地消の「地産」とは販売場所からどの程度までの距離の生産地を指すのでしょうか?「地場産」「地元産」の表記にも疑問が出てきます。長岡の有名スーパーでは地場産コーナーに地元長岡産野菜の他に60キロも生産地が離れた新潟市の野菜が並んでいます。以前は「生産者の顔が見える地元長岡産野菜」を売りにしていたコーナーが、生産者の顔が見えないコーナーに変わってしまいました。売り上げ重視という店の方針が消費者に対して誤解を招きかねない状態になりつつあります。「売り場は空間を出さず常に野菜で埋めておくこと」というのが理由だそうです。

農協により「栽培履歴の届出」が義務化されていたスーパーの地場産コーナーに市外の仲買人が集めた野菜を並べるようになりましたが、仲買人の出荷する野菜には栽培履歴の提出義務はありません。

長岡市の地元スーパーに直接出荷する農家は当日収獲当日出荷・翌日朝に売れ残りは引き取り。でかすが、市外生産者の野菜はそのままです。詳細を消費者であるお客さんに話すのはタブーとなります。長岡市外の経営者であるためなのでしょうか…。

産直だと思って行く直売所の野菜が、買ってみたら小さなラベルに県外産・市外産と印字してある。青果市場が「やっちゃば」と印字して農協の直売所に野菜を出荷しているのも不思議で可笑しな状況に思えてしまう。

北陸農政局や新潟県は、地場産・地元産の明確な定義を決めるべきと思います。

猫の恩返し?

百姓にとってモグラはネズミと並んで迷惑な生き物です。百姓にとって蛇はモグラを退治してくれる神的存在です。

モグラの死体

右岸河川敷の畑は民家が近いために、飼い猫や野良猫が毎日やってきます。今年は、キジトラ・白黒・腐ったマロンの3匹が常連猫です。今までに数匹の猫が世代交代してきました。この猫たちが畑で多少の悪さをしても咎めたり追い払ったりしません。種まきしたばかりの畝の上を歩いても、トラクターのシートやボンネットを泥だらけにしても俺も妻も平然としています。この猫たちは、畑ネズミや雉のヒナなどを捕まえているようですが、モグラだは不味いのか捕獲しても何時もそのまま畑に放置してあります。今年は2匹のモグラが放置してありました。人間にとってモグラの退治は本当に大変なのです。 このモグラはカラスが持って行きました。 他界した父親が独身の頃、モグラの毛皮で手袋を作ろうとしたそうです。土の中でも水の中でも濡れないモグラの毛皮に着目してのことだったそうですが、皮膚が薄くて縫い合わせても切れてしまうので諦めたと言ってました。

 

夜鷹

長岡市中央部を流れる日本一の大河。信濃川の河川敷には様々な野生生物と稀少植物が生きている。レッドデータブックに記載されている昆虫や植物もいる。普段の生活では出会うことのない生き物もいる。梨ナスの畑にはカラス避けのテグス糸(釣り糸)が張ってあるのだが、日中活動する鳥はテグスを警戒するが、夜間に飛翔する鳥にはテグスを発見できなかったようである。暗くなってヨタカが飛ぶ影を見ることは度々だが、日中間近に見て触れたのは初めてであり2度とない経験である。

9月13日午後12時頃。県職員が引き取りに来た際に撮影

9月13日午前10時30分頃に梨ナス畑の支柱テープとテグスに左翼の関節部をむき出しにしてぶら下がって身動きしない鳥を発見した。鳥にしては大きな目をしており瞼は閉じたままなので、死んでいるのか?と思い、触るとバタバタした。ハサミでテグスを切断すると落ちた。大きな口を開けて威嚇するが、翼は骨が露出して折れているうえに弱っているので、このままにしてもタヌキかキツネに食べられることが確実なので保護することにした。収獲したナスの日除けに使う布を被せて捕まえた。鳥は暗くするとおとなしくなる。少年期に文鳥を飼育していた経験から知っていたことが役立った。「野鳥保護」で検索して電話したところ、ほどなく新潟県の職員が来てくれた。野菜コンテナに新聞紙を丸めてクッション材として敷いて、夜鷹を入れておいたので、県職員の持ってきたダンボール箱に移す際には異常はなかった。 新発田の保護施設で飼育されることになるらしい。野生動物の飼育は難しいうえに余程の理由がない限り許可されない。