カテゴリー別アーカイブ: 生き物

冬の青空

3日間かかって自宅物干し場の雨漏り修理をしていました。年末に向けた里芋とサツマイモの調整作業も忙しくやっており、灯油タンク改造薪ストーブで流木を燃やして暖をとりながらラジオを聴いての、ながら作業は冬の楽しみのひとつです。地元コミュニティFM放送「さとちんの縁側日記」NHKラジオ「すっぴん・午後ラジ」NHKFM「ラジオマンジャック」は冬場の仕事場に欠かせません。

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昨日午前10時頃です。野菜を洗う作業場の屋根は地上2.5メートルです。昨日の屋根の積雪は10cmほど。屋根に勾配があるので、雨でとけた雪は徐々に動いてせり出してきます。雪解けの滴が寒気にさらされるとツララになります。

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たぶんシジュウカラ、ゴジュウカラではないかと思います。スズメは両足で跳びます。雪の上に残る生き物の痕跡を見て、その生態を想像するのは楽しいものです。もう少し雪が積もると信濃川河川敷のタヌキやキジが市街地の中でも自然の多い我家にやってきます。

雪だいこん

新潟県で『雪大根』という文字が残る最古の資料はあるのだろうか…画像は我家の大正14年の売掛帳。12月19日雪大根2杷。納入先は「小花屋」である。

 

雪中の畑から掘り出してきた大根なのか、降雪直前に収獲し雪囲いした大根なのか、天気記録を調査することにより『雪大根』がどのような収獲状況の大根を指しているのかがハッキリさせることができる。もう一冊、昭和2年の売掛帳の雪大根の販売日の積雪記録と比較することで明確になる。

 

近年『食大根・くいだいこん』と呼ばれることが少なくなってきたのは流通の発達で通年、生鮮食品が買えるようになったためでしょう。食大根は各家庭で冬の積雪期に生鮮野菜として保存する大根を言います。降雪前の大根をムシロやワラ・籾殻など、各家庭でそれぞれの保存方法で雪の下になるように冬季保存する大根を言います。『漬け大根』と呼ばれる呼び方は現在も一般的に使われています。

 

本日の気温は4℃ほど。明日は大雪の予報であり根雪になりそうな気配なので最後の収獲に出ました。降雪期の手袋はこれが一番、靴下のほかにネオプレーンソックスを履いて防寒してます。

 

低温で大根は折れやすくなっています。土が締まっているので前後左右にクルクル回すように引き抜きます。

 

雪がザラめいていなければ大根を雪に軽く擦り付けて軽く土を拭きます。

 

畝間には雪と水が溜まっているので、大根の表面を傷つけないように洗ってしまいます。

 

仕上げ洗いは帰宅してから水温13度前後の井戸水でします。

 

余分な葉を手で落として、片手に5本ずつ持って車に運びます。例年であれば9月10日頃に播けばもっと大きくなっているはずですが、今年はとても小さい。200本ほどの収獲です。

 

大根を食べて穴を開けて、その穴で冬眠するカタツムリ。タヌキの足跡がそこらじゅうにありました。雪が降ると食料が減るのは雪国の生き物の宿命です。淘汰され強いものだけが春の陽を見ることができます。

カマキリの積雪予報

昨日片付けた支柱です。本日は積雪5センチ程度で風があり寒い日でした。

 

今期、カマキリの卵を発見したのはこれだけです。カマキリの卵が付いたイボ竹の太さは16ミリです。地中に25センチ~30センチ突き刺していたので、卵の位置は地上15センチ~20センチほどです。

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虫の予知能力を信じないわけではありませんが、カマキリの卵が産み付けられた高さで積雪量を予測するというのは、俺の経験から考えて無理があります。天気管という気象予報具を興味本位で購入して観察してきましたが、まだその真偽が納得できない頃にブログに画像をのせたところ、海外の方から「それはオカルトのたぐいです」とメールがありました。あれから毎日観察をつづけたところ温度変化で樟脳が結晶化するだけとの結論に達しました。自然現象と科学・化学を自身で確認することは面白いものです。

冠雪した東山連邦とアゲハ蝶

雨の降らない貴重な日です。本日も片付けです。

我家から東北東方面、望遠です。

先日、2階建て作業倉庫の屋上にハクビシンが大量の糞をしているのを発見したので、本日午後から清掃作業をしていました。屋上は腐敗臭と汚れで無残な状態でしたが、屋上からは普段あまり見ることのない風景が見えて心の洗濯になりました。胸ポケットに入れたラジオでNHKを聴いていると森川美穂の歌が聴こえた。

我家から東南東方面、鋸山。天然ナメコが採れる…

戊辰戦争で長岡藩(東軍)は薩長土軍(西軍)と激戦になりましたが、西軍は信濃川を渡河して我家の裏から上陸して我家の周囲で戦争を開始して両軍に死者が出ました。その後に長岡藩は一時的に敗退し、画像の東山に長岡藩民の多くが避難しました。夜になると避難民が炊く火が無数に灯って見えたといいます。我家の先祖もその中にいました。

本日ビニールハウスでミイラ化したアゲハ蝶を発見。腹面より撮影

2年に一度はミイラ化した蝶を発見しますが、羽を広げた状態の時は下画像のように遊びます。重さは1グラムもありません。何度も飛ばしているうちに後翅が取れたので前翅だけで飛ばしてみましたが、シッカリ滑空しました。自然の驚異・億年単位の進化過程に無駄が無い証明でしょうか。

グライダーのように滑空します。

胴体部分がボロボロで欠損しているので重量バランスが微妙な加減ですが、ゆっくり滑空します。前翅と後翅の開き具合で飛び方も変わるのですが、これは死んだ時の具合によります。今回の乾燥アゲハ蝶は腹面に翅を若干向けていたので腹面を上にして飛びます。

降雪前に畑の片付け

貴重な晴天が続いて2日目です。台風21号の信濃川増水での水流で倒されたゴーヤとトマトのクネ(支柱ネット)を片付けました。この畑は1.5メートル以上の川水に押されて支柱が折れたり倒れたりしたままでした。

支柱の半数近くが折れており使い物になりません。

トマト用の黒い日除けネットも川の濁流で泥まみれでしたので、畑に放置したまま雨で泥汚れを落としていました。上天気なので1時間程で乾きました。

 

ゴーヤのクネはほぼ全滅です。

今シーズンのゴーヤの収益が全て、来期の支柱の購入費にスライドします。

妻が大声で「ギャー」と叫んだので見ると、カラスよけに釣り糸を張っていた竹に…

百舌鳥(もず)の生贄(いけにえ)と云われるものでした。この竹は農作業用の資材調達のために畑の端に植栽してある太くならない竹です。釣竿などに使う竹です。我家では釣り糸を張る土台として、また園芸支柱を逆Vに刺した後に上部の連結棒として使用します。

カナヘビでした。自ら尻尾を切る前に絶命したのが判ります。

百舌鳥の生贄と言いますが、後で食べるための保管方法。モズの鳴き声を近くで聞くようになると晩秋を感じます。こんな所に上手に刺すことに関心します。竹もトカゲも片付けずに、このままにしておきます。

これが農作業用に適した竹です。太丸という鋏で水平に刈取りします。

鉈で刈ると切り口が鋭利になり歩くと足裏などを怪我する恐れがあるので水平に刈り取りします。竹の根元の太さは最大でも直径2cm程、農作業用として利用できる平均長さ平均4~5m。重量は乾燥すれば重くても300グラム程なので、園芸支柱を買って使うよりも安くて軽くて作業が楽。不要になったら土に還して肥料にします。今年は時間がないので枝落しせず、来春に持ち越しです。

片付け終わった畑と青空に残る飛行機雲
有形文化財の水道タンクと冠雪した守門岳

左下の守門岳が白くなっています。若い頃はこの守門岳から流れる五十嵐川・仮や田川・越後西川など数本の川に毎週のようにイワナ釣りに通っていました。自然の中で生きる楽しみを知りや知恵を受け継ぐ歓びは画像や文字言葉では伝えることはできません。中島の農業の歴史や中島巾着と本当の梨ナスの真実も、この畑に来た人にしか解りません。長岡巾着しか知らない人は本物と真実を知らないので長岡の伝統ナスを語ってはいけません。

晩秋の信濃川 カタツムリ

今年は雨の多い年です。中越地震で信濃川上流の魚野川水系の芋川が土砂崩れになって以降、少しの降雨で信濃川は土砂濁りになります。15日の信濃川は水量が多いですが、濁りはありませんでした。

信濃川があってこそ長岡での野菜栽培の発展がありました。

この川は命が遡上下降しているのです。山々の木々が湛える養分ミネラルを含んだ水。多くの命を奪いながらも、それ以上の命を育み歴史を創り続けています。用水路化しても限度があります。「政治家はゴルフなんぞせずに魚釣りをしろ」と言って鮎釣りをしている時に他界した村上市の政治家がいました。村上市は江戸時代に村上藩として、鮭の回帰を利用して日本の養殖魚産業をいちはやく手がけて産業化したところ。長岡藩である長岡市は日本列島改造論で国土を削りコンクリート化したゴルフ好きな政治家の拠点。

泥にまみれて里芋畑をゆっくり歩む蝸牛。

良寛さんが書いた『天上大風』。カタツムリのような小さな百姓には、御上政治屋さまが大型農家の保護政策という大風が吹こうと、地を這うような我家には何の配慮もない。蝸牛は上を見つつ危険とあらば小さく壊れやすい殻に引っ込むしかない。この地にへばりつきながら7代続いて200年、蝸牛のように野菜だけを生業に生きてきた。理解してくれる人は少しずつ増えてきました。

サツマイモの収穫完了

昨日、雨中暴風の中サツマイモ掘りが完了しました。本日は朝から芋の洗浄作業。午後7時に全ての洗浄を終えました。今シーズンは降雨が続き、作業効率が悪かったです。春先からトラクター2台の故障で作付けが6月10日過ぎとなり遅れた事と、プラウ耕起による天地返しが思ったほどに効果がなく、粘質土壌の改善が見られず、サツマイモには適さない湿度過多土質に改悪してしまったために不作でした。

畝巾60cm、畝間60cm、畝高さ30cm、畝長約45m、畝数23本、株間約30cm

畝間はハンマーナイフで蔓処理。畝はツル刈機で処理します。例年に比べて不作のために、蔓の株元が細いために刈処理が上手くいかず、畝の上にツルが大量に残ってしまいました。

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例年に比べてカエルは10倍以上の生息数でした。掘り取りが進むにしたがって棲息密度が上昇するために、畝が、あと2畝となった時のカエルの数は、気持ち悪くなるくらいでした。害虫を捕食してくれる百姓の心強い見方です。

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サツマイモの収穫3日目には、ヘビ嫌いの妻が幼蛇(マムシ)を発見して大騒ぎでしたが、カエルが多ければ蛇もいて当然の事です。自然の生態系・サイクルが農地に完成している証で嬉しいことす。古来から日本の農業は自然との調和を保つことによって成り立ってきたのですから、八百万(やおよろず)の神様がおらっしゃる(いらっしゃる)のでしょう。

今年のサツマイモ畑は生き物の宝庫

サツマイモの収穫が始まりましたが雨が多く思うように作業が進みません。長岡では「べにはるか・安納芋・べにまさり」を一番最初に栽培したのが我家です。以来、自家選抜の種芋で自家育苗を続けています。今年も8種のサツマイモを栽培しました。

 

安納芋・べにはるか、など珍しい品種や新しい品種は何年も売れませんでした。今では新潟県でも主流品種になっています。

サツマイモ畑で、メスのカマキリ

じっとしてくれないのです。自動焦点カメラは思い通りに写りません。防水防塵耐ショックの一眼レフカメラが欲しい。

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今シーズンはカエルの生息数が格段に増えました。周囲の畑が大豆生産組合により一面の大豆畑になったために、農薬のない湿度の多い我家の畑に逃げ込んできたためでしょうか。

カエルの前からは撮影できません。逃げてしまうのです。

本日は雨、真珠湾慰霊の打ち上げ花火の試験打ち上げの現場が我家の畑の傍なので、午前は長岡市と花火師と雨の中、現場で打ち合わせをした。午後よりサツマイモの洗浄作業の用意をして終わる。

ニャッキ!!

枝豆の葉についてた毛虫

NHKテレビで「ニャッキ!!」という青虫のクレイアニメがありました。子供達が幼い頃に一緒に見ていたのですが、本物はグロテスクです。自然の造形美とは色も形も不思議ですが意味があってのことです。カメムシの強烈な臭いも自然の驚異的創造物です。

春の畑に神様が…人によっては悪魔的存在

俺は大きな芋虫と毛虫が嫌いですがヘビは平気です。妻はヘビが嫌いですが巨大な芋虫や色鮮やかな毛虫も平気です。俺は芋掘りの最中にコガネムシの幼虫が出てくると妻の前に投げます。指先でプチッ!と潰してくれます。コガネムシの幼虫は平気なのですが潰す感覚が苦手なのです。

本日は雨の中、サツマイモの収穫作業でした。今年は雪の季節が早い気がします。

里芋の栽培方法比較

里芋の栽培方法の比較を行った、60メートル畝13本・株間約40センチで栽培本数約2000本。畝間は1.4メートル(トラクターロータリー巾の都合による)、畝高さ約35センチ。施肥量は前作の残肥を勘案した元肥のみで土壌混和、追肥はしていない。潅水設備がないため異常渇水でないかぎり水タンクによる水遣りはしなかった。

比較のために株元太さが同じ程度のものをそれぞれ2株(上下が同じ)収獲した。

左から、黒マルチ栽培・透明マルチ(8月下旬マルチ除去)・透明マルチ栽培・無マルチ栽培

35センチの高畝をトラクター成型機で作り、畝の上から自作農具の里芋穴あけロケットを使って、深さ25~30センチの穴を開けて種芋を投入し、マルチを掛ける方法。5月定植のために逆さ植えはしない。上向きか横向き植え…穴に落とし込むため。芽がマルチを突き破る頃にマルチに穴を開けて芽出し作業する。8月中~下旬に鎌による手作業除草をしながら数本の畝の透明マルチを除去。黒マルチは除去しない。

芋の数と大きさの比較、株付き里芋画像と同じ並び順。

結果からシーズン通してマルチ栽培をするのなら黒にすべきである。透明マルチは4月定植の場合のみ有効であるが、7月8月の気温上昇でマルチ下の地温が高温になり著しい成長障害が出たので遅くとも6月末までに透明マルチは除去すべきであった。しかし、マルチ除去後の草対策に追われることになる。里芋を大きく数多くの芋をつけさせるのであれば、平畝透明マルチに定植、後にマルチ除去して土寄せ追肥をする昔ながらの栽培方法がよい。が、除草・同時期に他の野菜作業と重なること・作業の簡略化などから全面マルチ栽培は変えられない。溝切り→芋種置き→丸畝成型同時マルチをする方法を来期に予定している。地温確保と防草・芽出し確認がし易いため、マルチは黒マルチの中心が透明になっている2色マルチを使用する。

気温低下でバッタも動きが鈍くなりました。

ミミズと虫のいる畑を守り続けるのは食の安心のためです。ミミズは粘膜をむき出しにしているので、農薬や除草剤の影響をモロに受けます。虫は自然のバロメーター、虫のいる畑の野菜は安心だということなのです。

空がきれいな夕方でした。