今年のサツマイモ畑は生き物の宝庫

サツマイモの収穫が始まりましたが雨が多く思うように作業が進みません。長岡では「べにはるか・安納芋・べにまさり」を一番最初に栽培したのが我家です。以来、自家選抜の種芋で自家育苗を続けています。今年も8種のサツマイモを栽培しました。

 

安納芋・べにはるか、など珍しい品種や新しい品種は何年も売れませんでした。今では新潟県でも主流品種になっています。

サツマイモ畑で、メスのカマキリ

じっとしてくれないのです。自動焦点カメラは思い通りに写りません。防水防塵耐ショックの一眼レフカメラが欲しい。

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今シーズンはカエルの生息数が格段に増えました。周囲の畑が大豆生産組合により一面の大豆畑になったために、農薬のない湿度の多い我家の畑に逃げ込んできたためでしょうか。

カエルの前からは撮影できません。逃げてしまうのです。

本日は雨、真珠湾慰霊の打ち上げ花火の試験打ち上げの現場が我家の畑の傍なので、午前は長岡市と花火師と雨の中、現場で打ち合わせをした。午後よりサツマイモの洗浄作業の用意をして終わる。

幼稚園からの贈り物

先週、近所の幼稚園でサツマイモ掘りをしましたが、そのサツマイモが今日の幼稚園の給食のおかずになったそうです。昼食時間に合わせて年長組の園児さんが我家に持ってきてくれる話になっていたそうですが、こちらの都合で夕方になってしまいました。

下画像は6月のサツマイモ植付け時に順番にトラクターに乗る幼稚園の園児たち。

トラクターに触れる機会が少ないために、とても喜んでいました。耕運ロータリーが回転するのを見せてから実際に作業すると納得してくれます。耕運直後のフカフカな土の上を歩いてもらいます。そして土を握ってもらいました。ビニールマルチに触ってもらって、透かして見えるかどうか全員に見てもらいました。光が見えないから草が生えないことを話します。この後に畝を作って先生に協力してもらいながらマルチを張り、園児一人ひとりに苗を植えてもらいました。その成果が今日の給食です。

 

ニャッキ!!

枝豆の葉についてた毛虫

NHKテレビで「ニャッキ!!」という青虫のクレイアニメがありました。子供達が幼い頃に一緒に見ていたのですが、本物はグロテスクです。自然の造形美とは色も形も不思議ですが意味があってのことです。カメムシの強烈な臭いも自然の驚異的創造物です。

春の畑に神様が…人によっては悪魔的存在

俺は大きな芋虫と毛虫が嫌いですがヘビは平気です。妻はヘビが嫌いですが巨大な芋虫や色鮮やかな毛虫も平気です。俺は芋掘りの最中にコガネムシの幼虫が出てくると妻の前に投げます。指先でプチッ!と潰してくれます。コガネムシの幼虫は平気なのですが潰す感覚が苦手なのです。

本日は雨の中、サツマイモの収穫作業でした。今年は雪の季節が早い気がします。

産直表記の疑問

県内産・市内産の表記は生産地の特定がおおまかであるが生産範囲は判ります。地産地消の「地産」とは販売場所からどの程度までの距離の生産地を指すのでしょうか?「地場産」「地元産」の表記にも疑問が出てきます。長岡の有名スーパーでは地場産コーナーに地元長岡産野菜の他に60キロも生産地が離れた新潟市の野菜が並んでいます。以前は「生産者の顔が見える地元長岡産野菜」を売りにしていたコーナーが、生産者の顔が見えないコーナーに変わってしまいました。売り上げ重視という店の方針が消費者に対して誤解を招きかねない状態になりつつあります。「売り場は空間を出さず常に野菜で埋めておくこと」というのが理由だそうです。

農協により「栽培履歴の届出」が義務化されていたスーパーの地場産コーナーに市外の仲買人が集めた野菜を並べるようになりましたが、仲買人の出荷する野菜には栽培履歴の提出義務はありません。

長岡市の地元スーパーに直接出荷する農家は当日収獲当日出荷・翌日朝に売れ残りは引き取り。でかすが、市外生産者の野菜はそのままです。詳細を消費者であるお客さんに話すのはタブーとなります。長岡市外の経営者であるためなのでしょうか…。

産直だと思って行く直売所の野菜が、買ってみたら小さなラベルに県外産・市外産と印字してある。青果市場が「やっちゃば」と印字して農協の直売所に野菜を出荷しているのも不思議で可笑しな状況に思えてしまう。

北陸農政局や新潟県は、地場産・地元産の明確な定義を決めるべきと思います。

にんにく・ファンベルトの交換

順調な、にんにくの成長。
ファンベルトを外す作業

ラジエーターの修理をしている時に、ファンベルトの劣化が判明したのでミツビシに注文しました。ベルト代が800円程度で送料が同額程度、合計1700円程。

インターネットで何でも調べられる時代なので便利です。右人差し指付け根関節が痛くてファンを通すのが一苦労。

ユーチューブでクボタトラクターのファンベルト交換を見て参考にしたので作業は楽でしたが、発電機の下部ボルトにレンチが入りずらいので時間を取ってしまった。

23年間一度も交換してないのでボロボロ。
純正でなくても…と思うが。
新品に比べて磨耗劣化が進んでます。

本日、サツマイモの試し掘りをしましたが、今年は低温のせいで6月植えでは成長度合いが悪かった。黒マルチと透明マルチで比較したが、透明マルチのほうが出来が良いようである。

里芋の栽培方法比較

里芋の栽培方法の比較を行った、60メートル畝13本・株間約40センチで栽培本数約2000本。畝間は1.4メートル(トラクターロータリー巾の都合による)、畝高さ約35センチ。施肥量は前作の残肥を勘案した元肥のみで土壌混和、追肥はしていない。潅水設備がないため異常渇水でないかぎり水タンクによる水遣りはしなかった。

比較のために株元太さが同じ程度のものをそれぞれ2株(上下が同じ)収獲した。

左から、黒マルチ栽培・透明マルチ(8月下旬マルチ除去)・透明マルチ栽培・無マルチ栽培

35センチの高畝をトラクター成型機で作り、畝の上から自作農具の里芋穴あけロケットを使って、深さ25~30センチの穴を開けて種芋を投入し、マルチを掛ける方法。5月定植のために逆さ植えはしない。上向きか横向き植え…穴に落とし込むため。芽がマルチを突き破る頃にマルチに穴を開けて芽出し作業する。8月中~下旬に鎌による手作業除草をしながら数本の畝の透明マルチを除去。黒マルチは除去しない。

芋の数と大きさの比較、株付き里芋画像と同じ並び順。

結果からシーズン通してマルチ栽培をするのなら黒にすべきである。透明マルチは4月定植の場合のみ有効であるが、7月8月の気温上昇でマルチ下の地温が高温になり著しい成長障害が出たので遅くとも6月末までに透明マルチは除去すべきであった。しかし、マルチ除去後の草対策に追われることになる。里芋を大きく数多くの芋をつけさせるのであれば、平畝透明マルチに定植、後にマルチ除去して土寄せ追肥をする昔ながらの栽培方法がよい。が、除草・同時期に他の野菜作業と重なること・作業の簡略化などから全面マルチ栽培は変えられない。溝切り→芋種置き→丸畝成型同時マルチをする方法を来期に予定している。地温確保と防草・芽出し確認がし易いため、マルチは黒マルチの中心が透明になっている2色マルチを使用する。

気温低下でバッタも動きが鈍くなりました。

ミミズと虫のいる畑を守り続けるのは食の安心のためです。ミミズは粘膜をむき出しにしているので、農薬や除草剤の影響をモロに受けます。虫は自然のバロメーター、虫のいる畑の野菜は安心だということなのです。

空がきれいな夕方でした。

梨ナスの終了期で判る性質

昨日の梨ナス畑。梨ナスは泉州水茄の血統だというのだが、90年前に十全村に導入されたものが本来の梨ナスである。現在、一般的に梨ナスと称され扱われている色の濃い梨ナスは十全村に導入された泉州水茄とは別物である。根本的な遺伝子や性質も違うのは、「長岡における梨ナス」数系統を数年に渡って栽培比較してきた者なら理解できるはずである。

泉州絹皮水ナス(F1)

一代交配・泉州絹皮水茄は早くも枯れた。

長岡市中島地区で昭和13年導入の梨ナス(本当の梨ナス)

本当の梨ナスも一代交配・泉州絹皮水茄と同じ時期から樹勢が衰えて、ほぼ同じ。

黒系統の梨ナス

中島巾着や本当の梨ナスに比べて低温に比較的強い。

黒系統の梨ナスと他品種を俺が交配させたF1

同一条件で性質の違いを見ると、現在、一般的に梨ナスとされている色の濃いタイプは泉州水茄ではない可能性があるのだ。

 

幼稚園のサツマイモ掘り

6月に我家で育苗したサツマイモ苗を近所の幼稚園に、園児と先生と植えました。本日はそのサツマイモの収穫を10時から約2時間作業(手伝い)しました。

サツマイモの品種は7種類

安納芋2種・ベニアズマ・シルクスイート・パープルスイートロード・べにはるか・べにまさり。雑草対策に黒マルチを張ってあります。

雪の上を歩くように、足を上げてユックリ畝間を歩くように教えました。

小さな足に蔓が引っかかって転ぶ心配があるので事前に歩き方を指導します。普通の芋掘り会は、農家や業者が蔓を刈り取り、マルチも剥ぎ取った状態で行われていますが、園長先生から「子供達に全部自分でやらせてあげたい」との希望がありました。

一番小さな園児たち。

春は、まだ乳母車に乗るような子だったのが、見よう見まねで頑張っていました。

年長さんはチカラがあるので作業が早い。みんな手で蔓を千切っています。

妻ににも手伝ってもらいました。カメラマンさんも楽しそうに園児を撮影していました。

マルチを破く作業も、引き抜く作業も1人ずつに割り当て本数があります。

小さな手で歓声をあげながら楽しそうでした。力いっぱい蔓を引っ張って勢い余って尻餅をつく園児もいました。大きなスズメ蛾の幼虫もいますが誰も怖がりません。自然豊かな信濃川の土手に隣接する幼稚園児の逞しさが伝わってきました。

逆手になってますが、力が入ってます。年少さんたちは誰に言われるでなく皆で協力してました。

素手で土を掘ることは、近年の子供にはないことでしょう。食べるためには汚れるのです。風の谷のナウシカで「ババ様の、しわくちゃで硬くなった手が大好き」と言ってた記憶があります。良く働く手は汚れていてもヒビだらけでも美しいのです。

歓声が響くのを聞くのは「生」を感じます。幼稚園の先生が実年齢より若く見える理由でしょうか。

ハタネズミ1匹・ドブネズミ1匹が出てきました。芋掘り前の説明で「ミッキーマウスは漫画で可愛いけれど、本物のネズミは野菜を食べてしまう悪い生き物だから、出てきたらオジサンが(俺)足で踏んづけて殺してしまいます。」と言いました。現実を知ってもらうことは子供にとって重要なことだと思います。ドイツでは飼っている豚を屠殺するのを見せ、血の一滴まで無駄にせず調理するのを子供に手伝わせながら教え、食べて生きることの現実を教育するといいます。園児達は、ネズミにかじられて捨てなければならないサツマイモを多く見たので、俺と一緒にネズミを追いかけて踏んづけようと頑張りました。でも2匹のネズミは逃げてしまいました。

サツマイモの蔓、キレイになった園庭の畑

サツマイモの蔓「つる」は鳥の鶴と違う発音ですよ。と教えました。父と乳・橋と箸・鍬と桑の発音くらい意味が違います。幼稚園のうちから発音まで教えようとするジジイな俺です。

子供の発想は凄い。俺も子供の頃は「あるもの」を工夫して遊んでたのを思い出しました。

サツマイモの蔓をロープ代わりにして電車ごっこが始まりました。

先生の発案でクリスマスのリース作りです。

サツマイモの太い主蔓から伸びる葉のついた細茎を取って「キンピラ」にしてもらうことになりました。明日の給食に使ってくれるかなぁ…。

先生と園児達が作ったリース

サツマイモでこれだけ楽しむことができる幼稚園はなかなかないでしょう。先生の想いが子供達の心にいつまでも残るといいな…と思います。

猫の恩返し?

百姓にとってモグラはネズミと並んで迷惑な生き物です。百姓にとって蛇はモグラを退治してくれる神的存在です。

モグラの死体

右岸河川敷の畑は民家が近いために、飼い猫や野良猫が毎日やってきます。今年は、キジトラ・白黒・腐ったマロンの3匹が常連猫です。今までに数匹の猫が世代交代してきました。この猫たちが畑で多少の悪さをしても咎めたり追い払ったりしません。種まきしたばかりの畝の上を歩いても、トラクターのシートやボンネットを泥だらけにしても俺も妻も平然としています。この猫たちは、畑ネズミや雉のヒナなどを捕まえているようですが、モグラだは不味いのか捕獲しても何時もそのまま畑に放置してあります。今年は2匹のモグラが放置してありました。人間にとってモグラの退治は本当に大変なのです。 このモグラはカラスが持って行きました。 他界した父親が独身の頃、モグラの毛皮で手袋を作ろうとしたそうです。土の中でも水の中でも濡れないモグラの毛皮に着目してのことだったそうですが、皮膚が薄くて縫い合わせても切れてしまうので諦めたと言ってました。

 

部品の供給年数を増やして!

トラクターのラジエーターが、めでたく修理されてきました。メーカーの部品在庫は無し。20年以上前のトラクターですから仕方ないとはいえ、海外では日本の中古トラクター・中古農機が輸出され現地で修理されてバンバン現役で活躍していると業者から聞いています。大型はベトナムやアジア各国で、15馬力以下の小型はヨーロッパ各地で使われるとのこと。日本の中古トラクターと中古農機が外国人業者に買い漁られて、日本人が中古農機を買うには高額になったり、中古が品薄で見つからない状態です。

三菱MT201の部品はもう入りません。経費節約、自分で取り外しました。

我家で一番新しいトラクターですが、もう部品がありません。販売店の努力があってもメーカーの経営方針が厳しく、その影響はモロに消費者に返ってきます。古い機械は修理はさせず新品を買わせるメーカーの方針でしょう。現在の日本の農家は昔のような贅沢はできません。稲作農家も政府に翻弄され後継者不足を通り越して経営難と機械貧乏で喘いでいる人が多くなっています。機械も樹脂部品が増えて全体的な材質低下も感じます。外国人の農機買取業者はその辺も良く知っています。耐久性でも品質でもクボタでいえばL1トラクターの頃が各社一番のようです。

メーカー在庫なし。修理不可とのこと。でも

車の修理屋やラジエーター専門店で修理してもらえることもあります。なんとか修理してもらえました。もしも修理できなかったらトラクターは廃棄でした。エンジンブロックに向かって噴出してた場所だけでなく全体が新品のように塗装されていました。 ドイツの国民車フォルクスワーゲンが長く愛された理由は、いつまでも乗り続けられる部品供給の体制にあったと思います。毎年のように新型やマイナーチェンジして共通部品は少なく部品供給の期間も短い日本のメーカーが、国民や世界の消費者に見捨てられないようにするには、いつの時代になっても部品が供給され修理できる機械を作り続ける精神を持つことではないでしょうか。 小さな農機会社、マメトラが愛され使われ続けている理由は、本体を機種変更しても、今まで使っていた部品や作業機が共通であり、新しく買い換えなくてもズーッと使い続けることができるからだと思う。本体が使えなくなっても何十年も前の付属パーツが流用できるから、この次もマメトラを買う!となるのです。