カマキリの積雪予報

昨日片付けた支柱です。本日は積雪5センチ程度で風があり寒い日でした。

 

今期、カマキリの卵を発見したのはこれだけです。カマキリの卵が付いたイボ竹の太さは16ミリです。地中に25センチ~30センチ突き刺していたので、卵の位置は地上15センチ~20センチほどです。

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虫の予知能力を信じないわけではありませんが、カマキリの卵が産み付けられた高さで積雪量を予測するというのは、俺の経験から考えて無理があります。天気管という気象予報具を興味本位で購入して観察してきましたが、まだその真偽が納得できない頃にブログに画像をのせたところ、海外の方から「それはオカルトのたぐいです」とメールがありました。あれから毎日観察をつづけたところ温度変化で樟脳が結晶化するだけとの結論に達しました。自然現象と科学・化学を自身で確認することは面白いものです。

冬のナス畑です

今期一番の寒気が本日夕方から3日間居座り、長岡でも1日で30センチの積雪予報が出たので、台風で水没した大根と白菜で自家消費できそうなものを畑で探しました。本日の記録を入力中に風速15メートル以上の冷たい風に雪が混じり始めています。

信濃川左岸、梨ナス・水ナスの畑です。画像右奥の畑が長岡で巾着ナスを始めて栽培した中島百姓の小川さんの畑です。

支柱は中身が軟鉄パイプで外周がビニールで覆われている9ミリのイボ竹なので、雪の重さで曲がってしまいます。畝間のФ22パイプはそのままにしてイボ竹のみ回収しました。

 

黒系梨ナスも萎びていますが、中は成熟した種が残ってます。

 

 

我家の梨ナス畑の隣は中島の百姓のお1人、長谷川さんの大根畑です。今年9月10日前後に播いた大根ですが、例年に比べてとても小さくて出荷できない状態です。これは我家も同じであり、例年の気候であれば9月15日までに播いた大根であれば「たくあん漬け」に丁度良い大きさになっているはずです。今年は春から気温が低く1年を通して天候が芳しくなかった証明です。畑に水が溜まるのは信濃川が増水して1メートル以上の水没した際に水の重さで土が締まったためです。

 

信濃川右岸中島地区内、午後5時の画像です。人間の目で見るとこんな感じで作業しています。気温は5度程度でしょうか、風は西風でありとても強いです。

 

一定期間成長した大根に限って水没した大根は輪切りにすると地中部分も含めて導管部分が変色している場合が多く出荷できません。運搬車に載っている大根は全て自家消費になります。信濃川の百姓が背負う苦楽の「苦」の部分ですが、父母を含めて先祖が皆、それを受け入れて「楽」の面も得ていたからこそ、それを後世に残し伝えたいのです。

農業と砥石の重要性

今年7月、関西大手の接着剤会社の社長さんと御縁があり、我が家のナスや枝豆などを購入していただきました。砥石に詳しい社長さんで、『砥石』談義になり何度か話したところ、10月に高価な砥石をいただきました。農作業に刃物の切れ味は効率を左右する課題です。使いやすい刃物であることはもちろんのこと、切れ味の回復は刃物の価格に関係なく重要です。

良い道具は仕事を楽しくさせてくれます。砥当たりの良い刃物は良く切れるのです。

天然砥石ですので和刃物(打ち刃物)の研ぎに使います。ステンレスの刃物にはダイヤモンドシャープナーを使用しています。農業刃物には鍬・鎌・包丁(ナイフ)・鉈・ハサミなどがあります。鍬は刃物でないと思っている人がいますが、鍬というのは刃先に鋼を使用しており、土を切るのです。土というのは微細な石ですので鍬や鎌などはすぐに刃先が鈍ってしまいますので、道具の良し悪し刃物の製造技術の差がすぐに判別できます。農業用の刃物は通常の刃物よりも長く切れることが重要であり、自分で研げなくてはなりません。

新潟県の伝統料理・のっぺ

昨日、1日中薪割りの外仕事で体が冷え切っていたので、妻が今シーズン初の『のっぺ』を作ってくれました。

『のっぺ』は、地区や家々で具材と味が違います。

幼い頃や子供の頃は美味しいと思わなかった『のっぺ』でしたが、年齢を重ねる度に旨さを感じるようになりました。南北に長い新潟県ですが、地域・家によって味付けも具材も違います。我家の具材は…先ず自家生産の具材から書きますと、里芋・人参・ギンナン。購入具材は、コンニャク・かまぼこ・ちくわ・椎茸(乾燥戻しは香り高く、生椎茸は食感が良い)・蓮根・鰹節。時により、ミツバ・柚子を添えます。とろみをつけるために片栗粉を少量入れることもあります。味付けは醤油で野菜の風味が判る範囲で薄味仕上げにします。我家では『のっぺ』に餅を入れて雑煮にすることもあります。

 

雪国の天気と百姓

11月に入って風邪で寝込む日がトータル1週間以上ありました。直りかけで畑仕事を繰り返したので悪くなる…の繰り返しでしたが、数日前から咳とダルさは消えました。天気の良い日は畑に出たいですが、芋類の貯蔵庫を兼ねた作業場の暖房に薪の調達をするために連日流木の伐採作業と薪割り作業です。

昨日12月9日の午後2時頃です。

子供の頃、この場所は川原石がごろごろしていました。俺が生まれるずっと以前から信濃川の氾濫で、川の下になったり川原になったり土がついて畑になったりを繰り返していたそうです。このソフトボール場は中島の百姓で元市会議員の故・渡邊綱吉さんが「地区の人達にスポーツして欲しいから」と寄付した場所です。

上流の大手大橋

逆光ですが冬の低い太陽光線が川面にキラキラ反射する光景は、目から暖かさを感じます。野菜もそうですが植物が話すことができたら、太陽を浴びている時の感じは俺と同じことを言うかもしれません。

鮎や鮭が遡上する大河のすぐそばで生きることができる幸せ。

父母が若く、俺が4歳頃まで木の川船で対岸の畑まで行き来していました。現在もその船の櫂が残っています。大昔、この川が流通の要でした。

橋の向こうに米山が見えます。

ガスや石炭・電気が一般的に普及するまでは、この風景を見ながら流木集めをする庶民が大勢いたそうです。この信濃川の氾濫があったから巾着ナスと梨ナスが中島で生産されるようになり、長岡全体に広がったのです。

ナス種の選抜について

昨日夕方、ミゾレ交じりの雨の中をチェーンソーで薪伐りを終えた頃から雪に変わり、今朝は気温0度積雪10cm程度でした。昨日の天気予報で大雪予報が出たので、昨日は信濃川増水後の左岸農道が泥道のままなのでトラックがスタックして脱出できない場合、トラクターで牽引するために畑に置いたままにしていた13馬力のヤンマートラクターを回収し、大根収獲用に畑に置いていた運搬車を回収したりで体は冷え切り、帰宅後に入浴食事後は疲れで寝てしまった。

今期、ナスの生育は長岡市においても新潟市においても不作だった。植え付け前から低温であるのを小田切さんと話していたのだが、シーズン通して低温の影響が顕著であった。

今年一番期待していた選抜種。

例年通りであれば、選抜した中島巾着(土田系)の性質が他の土田系・米重種店の小林六郎系(平成25年採種)・県保存の米三種苗の丸山系(昭和62年保存)と比較できたのだが、今年の天候では比較することができなかった。自根であることが採種条件であるので今期のような年は早期のうちに褐紋病が蔓延してしまったことも採種断念の要因のひとつである。ただし、全てのナスが枯れた後に黄色く成熟した特徴を備えた形の良い種実は、もしもの時のために採っておいたが余程のことがない限りは播種することはない。来年は今年と同じ種を同量播種して比較調査のやり直しである。梨ナスを含む水ナス系の比較調査は悪条件のなかではあったが、非常に興味深い面白い結果が出た。この結果を見ることができたのはひとえに米三種苗の鳥越さんのおかげである。

チェーンソーを心行くまで使いたい人いませんか?

午前中は昨日の薪をトラックから降ろす作業。午後からは曇天ながらも降らないので農道入り口の大きな流木切断に取り掛かりました。信濃川の洪水は余計な仕事を増やしてくれます。俺が「信濃川と共に生きる百姓」を自認し再認識する一番の時です。

手前の流木は中間付近の幹太さ18センチほど。

下流に向かって見た農道。木の電信柱までありますが、切断するとタールの臭いが漂いますので薪にはできません。都会の人のブログで「チェーンソーで思いっきり木を切ってストレスを発散させたいのでチェーンソーを買ったのですが、木を切る場所がない」と嘆いているのを見たことがあります。もしそんな風変わりな人がいらしたら遠慮なく俺に連絡ください。旅費と宿代は出ませんが食事は提供します。

クルミ・ニセアカシア・柳が主です。

枯木ですが吸水しているので重いです。ニセアカシアは適度に油分を含み、繊維が締まっているので乾燥しても重く、切断するときも割るときも時間と労力はクルミの倍以上掛かりますが、火力・火持ちともに最高の木です。柳は水っぽくスカスカなうえに生木は1年経っても新芽が吹いてしまうことがあります。

農道から上流を見る。農道の左側に今期の中島巾着圃場があります。

大きな流木は年内に切断してしまう予定です。来春にミニショベルを使って開通させます。俺が生まれた昭和37年、祖父、真十朗の日記にはこんな一文があります。「川から流れてきた珍しい木を製材してもらったら一万円以上で売れた」とのこと、当時の初任給は、ひと月2~2.5万くらいです。本日の薪は1.25トントラック積載量目一杯です。

小さいときにNHKの工作番組わくわくさんが大好きだった子供が描いた蜜柑の顔。

何気なく食べている蜜柑ですが、会ったこともない百姓仲間が栽培していると思うと、ただ食べるだけでは申し訳ない気がするのです。出荷する際に1個だけこんな顔の蜜柑が箱に入ってたら楽しいと思います。

豪雪に備えてビニールハウス・洪水の後処理として薪集め

2年目のビニール天幕とサイド

降雪前で天気の良い日は畑仕事よりもビニールハウスのビニールを取る作業があります。36ミリ極太パイプを40センチ間隔の育苗ハウスですが、中柱を立てない場合は一晩で1メートルも降雪があれば倒壊する場合もあります。

天頂部は殆どの場所が劣化して破けています。

このビニールはハウスの天幕としての役目は今期で終わりですが、来年は自家製の育苗土を作る時の発酵保温カバーとして役立ってもらいます。

園芸支柱にカッターをつけて裁断します。

来期の発酵用に使用する時の大きさにカットするには、取り外す前にカットしたほうが楽であり寸法が出しやすいのです。取り外した後は折りたたんでダンボール箱に保管しておきます。

寂しい風景です。

子供達が幼かった頃、雪が積もるとこのビニールハウスの横棒で鉄棒の真似事をしていたものです。

3時からは畑に流れてきた流木を薪にしました。

オクラの畝に流れ着いた長さ7メートル太さ30センチの流木。こんなのが無数に流れ着いて1反分の畑を埋めています。

葦の下には大木があります。

5キロ近い重量のチェーンソーを1時間近く持っていると55歳初老の小男には辛いものがあります。安全靴・手袋・イヤーマフ・フェイスカバー・チェーンソーなどで装備していると現代の落ち武者です。

畑へ通じる農道はガレキで塞がっているので、畑の脇を運搬車で運びます。

午後3時過ぎから運搬車3台分をチェーンソーで裁断して運びました。トラックから降ろすのは明日の朝。薪ストーブや囲炉裏の燃料として乾燥させた流木は最高です。流木が燃える時の炎は、ゆっくりゆらゆら、揺らめくように燃えて火持ちが良いので昔の人は「よろ木」と言っていました。ガスや電気が普及する前はこの流木をめぐって取り合いがあったという話もあります。貴重な資源なので熱効率の良いストーブを使用しなくては勿体無いです。

 

冠雪した東山連邦とアゲハ蝶

雨の降らない貴重な日です。本日も片付けです。

我家から東北東方面、望遠です。

先日、2階建て作業倉庫の屋上にハクビシンが大量の糞をしているのを発見したので、本日午後から清掃作業をしていました。屋上は腐敗臭と汚れで無残な状態でしたが、屋上からは普段あまり見ることのない風景が見えて心の洗濯になりました。胸ポケットに入れたラジオでNHKを聴いていると森川美穂の歌が聴こえた。

我家から東南東方面、鋸山。天然ナメコが採れる…

戊辰戦争で長岡藩(東軍)は薩長土軍(西軍)と激戦になりましたが、西軍は信濃川を渡河して我家の裏から上陸して我家の周囲で戦争を開始して両軍に死者が出ました。その後に長岡藩は一時的に敗退し、画像の東山に長岡藩民の多くが避難しました。夜になると避難民が炊く火が無数に灯って見えたといいます。我家の先祖もその中にいました。

本日ビニールハウスでミイラ化したアゲハ蝶を発見。腹面より撮影

2年に一度はミイラ化した蝶を発見しますが、羽を広げた状態の時は下画像のように遊びます。重さは1グラムもありません。何度も飛ばしているうちに後翅が取れたので前翅だけで飛ばしてみましたが、シッカリ滑空しました。自然の驚異・億年単位の進化過程に無駄が無い証明でしょうか。

グライダーのように滑空します。

胴体部分がボロボロで欠損しているので重量バランスが微妙な加減ですが、ゆっくり滑空します。前翅と後翅の開き具合で飛び方も変わるのですが、これは死んだ時の具合によります。今回の乾燥アゲハ蝶は腹面に翅を若干向けていたので腹面を上にして飛びます。

賀茂なす

雨の多かった11月でした。本日は曇りで時々お天道様の日差しが当たりました。本格的な降雪の前にビニールハウスのビニールを取り除かなくてはなりませんが、中を片付けなくてはなりません。ビニールハウスの通路に落とした賀茂なすの種が発芽して1個だけ実を成らせていました。近隣には他のナスがないことと、時期外れの着花だったので採種するために抜かずにそのままにしていたのです。

賀茂なすを自家採種して4年目

4年前、発売元の種苗会社に問い合わせて、一代交配ではない「賀茂なす」だということだったので採種を続けてきました。『長岡では焼きナスを食べる習慣が根付いてない』という嘘がまことしやかに公言されています。梨ナスをフライパンで焼いたり、網焼きにする食べ方は大昔から存在しているのです。この賀茂ナスを1.5センチ程度に輪切りにしてフライパンで焼いて醤油・塩・ニンニク・胡椒で味付けした茄ステーキは日本で一番旨い茄料理だと断言します。インターネットでは「賀茂ナスはヘタが3つになっているものが最高なのだ」ということが書かれていたので、我家の畑に森下博士と小田切さんが来られた際、その事をお2人に話したところ「そんなことはありません。」とお2人とも同じく言っておられました。長岡では賀茂ナスに馴染みがないのか売れませんので我家の賀茂ナス栽培本数は、ほぼ自家消費分の栽培です。