ツララと雪国の昔の子供の遊び


 

「ツララで水割り」とか「新雪でカキ氷」など、都会育ちの人が憧れて言うことがあります。 このツララを、お湯の中に入れて溶かすと…細かなゴミと油の膜が浮かんできます。

一見、美しい新雪も同じです。我家では昭和62年頃まで薪で風呂を沸かしていました。 その頃、冬になり水道が凍結すると、熱くなった風呂を雪を入れて冷ましていたのですが、湯船に油膜が張って、湯の色が灰色に変色するのです。

現在の雪は、もっと汚れています。どの地域の雪も同じはずです。雪を口に入れることは、川の水を飲むと同じこと…それを小学生の頃に知りました。

ツララも雪も口に入れてはいけないのです。

「誰が一番大きくて長いツララを取ってくるか」という遊びをしている子供も見なくなりました。雪に向かって子供達が一列に並んで、「誰が一番遠くにオシッコを飛ばせるか」なんて遊びをする男の子も見かけません。 昔は、雪の上に色違いの黄色い跡が並んで残っているなんて風景をよく見たものです。女の子には解らない達成感と競争心が白い雪の上に並んでいるのは、思い出すだけでも楽しくなります。

雪が降ると風景が変わってきます。小学生くらいの子供には少し遠くの町まで足を伸ばすと、「どこに来たのかわからない」というくらいに景色が変わってしまうのです。 「大人もいない、子供達だけで遠くに来てしまった」寒くて誰も外にいないので道を訊くこともできない…そんな時、道の角々に犬のようにオシッコで印を残して帰り道を間違えないようにしたこともありました。 猛吹雪で道がわからなくなり、友達と3人で電話ボックスに入って暖をとったこともありました。45年前の電話ボックスには電気ヒーターが点いておりオレンジ色に赤々と電熱線が点灯していたのです。

 

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