雪だいこん


新潟県で『雪大根』という文字が残る最古の資料はあるのだろうか…画像は我家の大正14年の売掛帳。12月19日雪大根2杷。納入先は「小花屋」である。

 

雪中の畑から掘り出してきた大根なのか、降雪直前に収獲し雪囲いした大根なのか、天気記録を調査することにより『雪大根』がどのような収獲状況の大根を指しているのかがハッキリさせることができる。もう一冊、昭和2年の売掛帳の雪大根の販売日の積雪記録と比較することで明確になる。

 

近年『食大根・くいだいこん』と呼ばれることが少なくなってきたのは流通の発達で通年、生鮮食品が買えるようになったためでしょう。食大根は各家庭で冬の積雪期に生鮮野菜として保存する大根を言います。降雪前の大根をムシロやワラ・籾殻など、各家庭でそれぞれの保存方法で雪の下になるように冬季保存する大根を言います。『漬け大根』と呼ばれる呼び方は現在も一般的に使われています。

 

本日の気温は4℃ほど。明日は大雪の予報であり根雪になりそうな気配なので最後の収獲に出ました。降雪期の手袋はこれが一番、靴下のほかにネオプレーンソックスを履いて防寒してます。

 

低温で大根は折れやすくなっています。土が締まっているので前後左右にクルクル回すように引き抜きます。

 

雪がザラめいていなければ大根を雪に軽く擦り付けて軽く土を拭きます。

 

畝間には雪と水が溜まっているので、大根の表面を傷つけないように洗ってしまいます。

 

仕上げ洗いは帰宅してから水温13度前後の井戸水でします。

 

余分な葉を手で落として、片手に5本ずつ持って車に運びます。例年であれば9月10日頃に播けばもっと大きくなっているはずですが、今年はとても小さい。200本ほどの収獲です。

 

大根を食べて穴を開けて、その穴で冬眠するカタツムリ。タヌキの足跡がそこらじゅうにありました。雪が降ると食料が減るのは雪国の生き物の宿命です。淘汰され強いものだけが春の陽を見ることができます。

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