カテゴリー別アーカイブ: 自作農具・便利農具

タモ網で雪庇落とし。コンテナ用まな板。

さつま芋の出荷時にイモの両端を切ります。いつも同じ場所で作業できるわけではないので、コンテナの縁に差し込むだけの「まな板」を作ってあります。 畑でも何処でも、コンテナがあれば包丁仕事に便利です。

たったこれだけのことですが、作業性が上がります。

大雪の不安から開放されましたが、屋根の雪処理がまだ残っています。玄関付近の屋根雪が落ちて危険なので、せり出した雪を落とさなくてはなりません。

屋根まで地上8メートルです。ホームセンターには5メートルの雪落とししか売っていませんから、2階の窓や玄関屋根に上がり、4メートルの雪落としを使って毎年、雪庇を落としていました。

2階の窓から落とすのは、とても危険な作業なので安全を考えました。

家にある物を使えないか…と探すこと半日。魚釣り用の7.2メートルのタモ網がありました…が、カーボン製で軽くて良いのですが、軟らかくて曲がります。しなるのです。

網枠を外してアルミのシャベル先を取り付けてみましたが、重くて使い物になりません。

仕方なく、枠はそのままにして、網だけ外して雪を切ってみたところ、柄がしなることを踏まえておけば、難なく雪庇を落とせることがわかりました。7000円が浮きました。

 

探すのと改造するので無駄に半日を費やしました。そのまま使うだけで充分な機能がありました。

中古釣具屋で980円だったタモ網が、魚を釣ることよりも役立っています。

 

手作り農具・便利農具 立ったまま播種の穴あけ

これはもう25年も使っている自作農具第一号。

キビ(とうもろこし)の種を播くときに、立ったまま一定の深さで穴をあけ、そして穴の中心に種が2粒揃って集まるようになることを前提に作ったものです。軽くて丈夫で便利。誰でもできる。雪国以外ではストックの入手が難しいこと以外誰でも簡単に作ることができます。

小中学校のときに使っていたスキーストックに、漂白剤ブリーチの容器を使った。ストックのハンドル部分を握って穴あけするのは疲れるために、ストックの柄には上下移動・取り外し可能なハンドルが握り部分の下に水平に取り付けてあるのです。(画像では見え難いです)

最初に作った時にペットボトルでは軟らかく上手く穴あけできなかった。また、サイダーなどのペットボトルの先端形状は鈍丸形なので、種が中心に集まらなかった。 コカコーラのペットボトル先形状は良かったのですが軟らかいので不向きでした。 また、農薬ボトル容器は硬さはあるが先端形状がサイダーやファンタなどのペットボトルと同じなので種が集まらなかった。

そのため、スーパーに行って色々なボトルを見てブリーチの容器形状と太さ硬さが理想的であったので、これに決定した。

 

ボトルキャップから突き出ているのはストックの先端。固定リングもストックのものをそのまま流用しているので絶対にズレたりしない。

立ったまま種を播ける筒を使えば、風か吹いていても種を落とすだけで良いのです。キビの種ならば土を掛けなくても発芽します。突き出たストックの先端でビニールマルチを上手に突き破ることができるので穴は確実に丸くなります。

深さの加減は誰でもすぐに一定にできるようになります。

偶然とはいえ、この形状は種蒔きのためにあると言ってもよいと思います。

自作農具・ピンポイントで農薬落とし

テレビ放送があるので、ベイマックス雪だるま。

この道具は15年以上前に作った、農薬点撒き器。材料は、500ml ペットボトル・スキーのストック・幅10mmのアルミ板・引出しのツマミボタン・バネ・5ミリの丸棒。制作費は500円程度でした。現在では似たような物が1万円前後で販売されています。手袋をして腰を曲げて粒剤農薬を穴や株元に撒いてたり落としたりしていましたが体は痛いし、風で農薬が飛ばされるので有り合わせの材料で作りました。粉剤は詰まるので使えません。

重さは400グラム程度。機能を複雑にすれば良い品が作れるが、重くなるので疲れる。シンプルで軽いことが百姓には重要。
ネジがストッパーになっているので調整すれば少量~大量まで、一定量が流れ出る仕組み。ただし、慣れが必要です。

人差し指と中指のパイプもスキーのストックです。ストックやアルミパイプは軽くて丈夫なので、俺にとっては創造の宝です。

片手でも、両手でも撒ける軽さ
農薬に塊が混じってると詰まったり、流れっぱなしになります。雨の日は使えません。

青いツマミボタンの上に円錐状のABS樹脂があり、これが下に押し出されることで隙間から農薬が落下する。隙間の調整は手元ネジで固定する。トリガーを引く時間によっても量が変わるので慣れが必要なわけです。

特許や実用新案を取得できるほどの機能性はなかったので、申請しませんでした。現在は重いですが、良い品が販売されています。3年ほど前に農機具展示会で使ってみましたが重さで疲れると思いました。

畑仕事でのトイレ事情、今昔

畑や田んぼにトイレを建てている農家はいない…といっていいほど少ないと思います。大きい方でないかぎり男は立ったまますぐに用をたせますが、女性は若いほど大変なことです。人目は勿論のこと、雨の日や寒い日などの用足しはなおさらのことです。

20年以上前に買ったキャンプ用更衣室ですが、底の部分を外せる(めくれる)仕組みなので穴を掘ってトイレにも使えます。

我家の畑は、河川敷と山の高台2箇所にあり、山の畑は人目が気になる場所に畑が点在しています。山の畑に行くときの常備品がこれです。20年以上使っていますが国内製造だの物なので丈夫で長持ちです。ここまでしなくてよい時は、昼食用の日陰作りのビーチパラソルを2本広げて人目を隠すようにして用足しをします。

何故、畑のトイレに拘ったのか理由があります。江戸時代から信濃川流域の百姓が命を落とす風土病、ツツガムシ病の防止からです。ツツガムシは長岡市では「赤虫・島虫」と言われています。刺し口が赤くなること虫が赤かったことなど、信濃川中州の島で多発したことからこの呼称がついたのです。死亡率は50パーセント以上であり、ネズミが活動する4月~11月ころまで発病していました。主に刺される場所は皮膚の柔らかい場所と伝わっています。休憩時に座った時や藪に入った時に刺されるそうです。女性の場合は股間部分を刺されることが多かったそうで、刺されたことを言い出せずにいて手遅れになった人が多かったそうです。俺の祖母がそうでした。40度を超える体温が1週間も続いたそうです。幸い命は取り留めましたが脳に後遺症が残りました。

女性の場合、トイレのときに人目を気にして藪に入って用足しするので、そのときに刺されて罹患することが多いのだそうです。そんな話を幼い頃から聞かされていたので、畑仕事には人目を気にせず、草のない場所で安心して用が足せる場所を作るのが男の役目だと思っていました。

もう他界されましたが、俺が、長岡市で1番の整骨院の先生だと思っている先生がおられました。毎日、待っている患者さんを前に治療を施術しながら興味深い実話を話してくれました。他の患者さんの治療を全患者さんたちに見せて、説明をしてくれる先生でした。外科医をされていたのですが、家業の整骨院を継がれた異色の経歴を持つ方でした。話というのは…。

長岡市の隣市で畑仕事(田んぼ仕事だったかも)をしていた女性(先生の知人だそうです)が小用を足そうとして、畑の隅でチョロチョロと始めていたところ、一匹の蛇が(マムシと聞いた)スーッと女性の大事な所に頭を突っ込んだそうです。驚いて父ちゃんを呼んで蛇を引き抜こうとすれども、ウロコが引っ掛かってどうしても抜けない。引っ張るほどに奥へ入ろうとしたので救急車を呼んで、病院で抜いてもらった…医者が、どうやって蛇を取り出したのか不思議らのぉ…と先生。そして最後の締めくくりに、蛇は小便を目掛けて飛びついてくることがあるから外で用足しする女の人は注意しなさいよ。とのことでした。

トイレの重要性を忘れないことが農業の継続性に繋がる。という話でした。

 

 

 

誰でも作れる腰を曲げずに種まき道具

今では画像と同じような道具が販売されているが、我家では20年以上前からこのような物を使っている。小規模な個人農家だから必要な道具は思いついたら作ってみる。でも大規模農家には全く必要ないものです。行政に手厚く支援されている農家にも必要ない道具でしょう…たぶん。

最初は塩ビパイプを使っていたが重くてやめました。塩ビパイプは2年ほど使っていたのですが、それ以後はアルミ製の伸縮物干し竿を利用したものと、壊れた高枝切りハサミをカットしたものを使用しています。受け口は、20年前は漂白剤の容器だったりペットボトルだったりしたが、パイプの内径と受け口の外径の都合、そして強度面から現在は農薬ボトルに変更。ベルトには釣りのエサ箱を利用しています。

撮影のためニンニク畝にて。こんなふうに使います。

トウモロコシ・枝豆・大根などの播種に利用しており、ビニールマルチ、路地ともに使用。播種前の穴空けや播種後の土載せ作業にも別の道具が作ってあるのですが、いずれ機会があればということに。

老いた百姓は男女関係なく腰や背中が曲がっている人が多い。膝を痛めて一年中痛みを堪えていたり、股関節を痛めていたり、足がO脚・ガニ股になっている人もいる。仕事の後のストレッチなどしているゆとりもないほどに働き詰めだったことが解る。屈んだり腰を曲げたりすることをせずに済むなら…と考えて作ったのだが、6代目は頑として画像の道具を使うことなく全て手作業で行っていた。理由は「そんげん(そんな)楽して良いものが採れるか!」であった。しかし6代目は腰痛・膝の水抜き・痛み止め投薬の繰り返しであった。

6代目を納得させるために、道具使用の畝と手作業の畝の違いを見るために半々にして栽培したが、収穫量も品質も全く同じであった。この道具を作ったキッカケは、1800年代~1900年代初頭のアメリカを描いた映画やドラマの農民の種まき風景を見ていたからです。日本の農民のように屈んで種まきすることはなく、立ったままポトンポトン種を落とし足で土を被せて踏みつける場面ばかり見ていたからでした。

日本国内で、辛く苦しい思いをしている農業現場を見て育った百姓の子供は「農業なんて継ぎたくない」と思うでしょう。せめて金をかけずに楽をして貧乏に耐えるだけなら…少しは百姓の子供が「家業だからやってみようか…」と思ってくれるのではないでしょうか。そうなれば過剰なまでの、新規就農者への投資や支援は抑えられ税金が平坦に分配されるのではないでしょうか。

今シーズン本格的な降雪。午後4時。

近年、消雪井戸を掘る家が増えた。積雪が5センチほどでも井戸水を流し、雪が消えていても井戸水を出しっぱなしにしている家がある。40年前に建てた我家の小屋のコンクリート基礎と歩道の段差が10センチもズレている。井戸水の組み上げによる地盤沈下である。我家の井戸は30メートルなので、近所の家の60メートル井戸の稼動が始まると、我家の井戸はすぐに干上がってしまう。自分の家が地盤沈下で傾かない限り井戸水の浪費は止まらないのかもしれない。信濃川の水を利用した融雪を考え、夏場は打ち水利用するなどできないだろうか。 その昔、ここ中島の開拓開墾時には、上流数キロの信濃川から用水路を引いて農地に利用した。長岡の消雪に信濃川の水を利用できれば地盤沈下も一部防止できるのではないだろうか。費用対効果は問題になるだろうが…。

 

雨や雪の必須アイテム①

釣用のネオプレーンウェーダー。極寒時の作業に重宝する。欠点は重い、トイレが大変。冷えは万病のもと。中古なので1500円です。

朝起きると3センチ程度の積雪。とても寒いが、昨日夕方に収穫した大根を今日中にトラックから降ろしながら一本ずつ洗わなくてはならない。気温は1度程度だろうか。

昨年、屋根の雪下ろし中に痛めた右肘がとても痛いが、保存作業(囲い、という)は先延ばしにできないので、午前中はネギの外皮をエアーで飛ばす作業をし、気温が少しでも上昇する午後から井戸水を使った大根洗いと保存作業をした。

この時期、通常の雨具では寒くて体に負担がかかるので胸まである魚釣用のウェーダー(胴長)を使用しています。すべて中古品なのでソール(靴底)を選ぶことができないのでフェルト底です。フェルト底は、苔が生え濡れた滑りやすい所では良いのですが、雪が付着して高下駄のようになるのが欠点です。しかし、防水性と保温性においてはこれに勝るモノはありません。汗をかいて蒸れそうな作業ではゴアテックス系の胴長を使い、今日のような極寒時はネオプレーン素材のモノを履いて作業します。魚釣りが趣味なので分かるのですが、釣り用の衣類は農業者にとって役立つものが多いのです。

 

ビニールハウスの雪対策 ポットの土詰め道具

以前は、ビニールを剥がさず雪の対策をする場合、約4メートルごとにハウスの中央の天パイプに工事用足場パイプ(Φ45)を柱として立てていました。また、ハウス内には石油ストーブか石油ランプなどを点けて滑雪させていました。 しかし、一晩で1メートルも積雪がある場合は、ハウスサイドに滑雪した雪が折り重なって、ハウス天頂部まで達して倒壊寸前になりました。 それ以来、豪雪地長岡でのハウスの豪雪対策はビニールを剥ぐのが一番だと悟りました。

しかし、全国では連棟ハウスや、通年ビニールを張っているのが当然です。雪から倒壊を防ぐ手段は、前出の「柱を立てる・暖房器具での滑雪」以外に手段はないと思います。そしてサイドに滑り落ちてきた雪を除雪することも忘れてはいけません。 これでダメなら諦めるしかありません。

最悪、倒壊寸前の場合は、ハウスパイプだけでも守るために、雪が積もったビニールを内側から刃物で切り裂いてしまうという最終手段も残っていますが、大怪我や命の保障はありません。

積もった雪が滑り落ちない場合は、テニスボールにカッターで切れ目を入れて、その切れ目に長い棒を差し込み、ハウスの中から雪の積もった箇所をボール部分で優しくトントン叩くと、雪が滑り落ちてくれます。古くなったビニールは寒さで硬くなっており破れやすいので注意して行ってください。 平成29年1月14日追記

 

雪対策がまだまだ終らない。野菜の収穫も出荷も儘ならない状態で疲れも溜まってます。

ビニールを外す。午後4時頃、日が傾くと冷え込む。明日は雪の予報。

今年の1月、突然の大雪で、雪国新潟でも大雪パニックと言っていい状況になり、交通渋滞で妊婦さんがヘリコプター搬送されたことがニュースになりました。我家でも倉庫などの雪降ろしに追われて人手が足りず、初めて業者を頼みました。築60年以上の家屋を利用した小屋を倉庫として使うために父親が間柱を抜いたので、耐久性がなくすぐにでも解体しなければならないボロ小屋です。雪の重さで倒壊の危険があったので、なんとか業者を探して雪降ろししてもらいました。そんな時にビニールハウスのビニールが張ったままだったら、ハウスは確実に潰れていたに違いありません。

実際にこの日、知人の農家のビニールハウスが雪の重さに耐え切れずに潰れてしまいました。顔見知りの農家だけでも3軒のハウスが雪で押し潰されました。我が家は周囲に雪を飛ばすことができない住宅地なので、倒壊防止のため4年前から毎年ビニールを取ることにしています。毎年ビニールを取ることは大変ですがハウス倒壊の不安と除雪作業から開放されることになります。

自作の道具で熱や光に強いものは春から冬の片付けまで、ビニールハウスに置いてあります。これは自作の土詰め道具。板厚5ミリの合板だけで製作。ボール盤専用サークルカッターで丸穴を開けてある。製作時間の都合で塗装せずに使っているので耐久性を上げるために春までに塗装の予定。

①ポットを入れる。
②土をどんどん入れて、板で摺りきる。
③土に植穴をあけて上板を取り外す。
④セルポット苗を移植。この後にビニールハウスの温床に箱ごと移動させ床に移す。8箇所の上板支えは12ミリ合板。右側銀色の撚れ防止のアルミは不用品の網戸をカットして利用。

育苗ビニールハウスが小さいので苗数量確保のために、全ての野菜苗は10.5センチという小さなものを使用するので、画像の土詰め道具だけで充分であり、1回で10個の土詰めができるので、何個詰めたかもすぐ判る。栽培規模と道具はイコールになります。自分に合った道具作りができるのは生業としての百姓の楽しさに繋がっています。3Dプリンターがあればもっと細かな機能を持つ、特許や実用新案のとれる面白いアイデアを形にできるだろうが、パソコン知識に乏しい俺には今のところ無理と思う。

 

 

 

 

おすすめ収穫はさみ 猫を飼いたい

長年の当たり前から開放され、少しでも楽する道具は他人に教えてもらうよりも、自分で探したり作ったりするものだと思う。「こんなのがあったら楽なのに」と思ったらすぐ探す。ジャンルの違う分野の道具も流用できそうなら試してみる。そして改造もする。どうしても自分で作れない道具もある。下のハサミがそれである。特許や実用新案のものが多いので販売数(種類)も限られているし値段もそれなり。あまり人には教えない道具だが、うちに来た農家に見せると「知らなかった」と言われることが多い。

収穫時期が終わったので来シーズンまでハサミを保管するために稼動部と刃に注油塗布した。ハサミを使った収穫作業には、切れ味と研ぎ直しの点から日本の昔からの物が一番であるが、少しでも楽をしたいということ、収穫姿勢や両手をふさがれた場合の不便さの解消からキャッチ機能付きハサミを15年くらい前から使用している。

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収穫ハサミは実際に使用してみないと良し悪しがわからない。研ぎ直しが不能なものも。

1番は昔からの和鋏。切れ味が良く刃持ち良く研ぎ直しがきく。しかし、錆びやすく、収穫時に両手を使う必要がある。値段はピンキリ。用途は色々。常にトラックと作業場に用意。

2番は、15年くらい前に唯一販売してたキャッチバサミ。1500円くらいだったと記憶している。日本製でステンレス。キャッチ部と刃が細いのでオクラ・トマト・ナスなど細い茎から太い茎、大型茄子など重い野菜のものも程々に収穫できるが、刃のすり合わせ部の形状から研ぎ直しが困難。現在はたまにオクラ収穫程度の使用だが実際の出番はなくなっている。研ぎ直し出来る構造にしてほしい。活躍したが時代遅れでほぼお蔵入り。

3番、10年以上前にオークションで700円にて入手したので定価不明。アメリカ製でPAT(パテント)取得商品。クロム鋼で10年間研ぎ直しを一度もすることなく重宝した。錆にも強かった。刃の形状も程好く細く、オクラからナスまで何でもこなし、キャッチした物を落とすこともなかった。ハンドルにバネがついていたが破損、特有の形状なので部品が入手できなかった。バネを流用して使い続けたが、ハンドルカバーと本体の構造から、プラスチックカバーが破損すると完全に使用不能となった。修理してみたが復活しなかった。現在でも最高のキャッチハサミと思う。探しているが見つからない。お蔵入り。

4番、3年前に工具販売店アストロプロダクツで1000円しない価格で、偶然見つけ即買いしたが、ハンドルガードの向きからキャッチする側が決まっており、左利き専用ハサミになってしまう。ステンレス刃物だが切れ味はいまひとつ。重いが本体は頑丈そうに感じる。左手で収穫していたが、ハンドルのバネ品質が非常に悪くて1月使わないうちに破損。部品が特殊で再起不能。たとえ同じバネを入手しても元々の耐久性がない劣悪なバネでは価値無し。お蔵入り。

5番、昨年ネットで発見し購入。大型茄子など重量物はキャッチ機能を果たさず落としてしまう。オクラなどの軽量野菜専用となる。3番のアメリカ製ハサミと同じ形だが構造が違うためか頼りない。切れ味はほどほど。刃は比較的錆びやすい。刃とキャッチ部の隙間が3番のものより広いので野菜の茎が大分残る。バネの耐久性はまだわからないが、ホームセンターの汎用物で流用可能。アマゾンにて1500円でお釣りが来たはずの価格。軽量野菜専用。

6番、5番と同じ会社のものなので同時購入。キャッチ箇所が厚く重量物は落とさない。高枝切りハサミと似ている形状。刃は比較錆びやすい。コイルバネのため耐久性もある。オクラなどの収穫には向かない。他のハサミに比べて力を入れずナスの太い軸がバッサリ切れる。4番の形状と反対なので右利き専用となる。握りも楽でハンドル形状からハサミを落とすことがない。我家での現在の主流。アマゾンで買ったが値段は忘れた。茄子の収穫にはコストパフォーマンス1番。

欄外番号無し、キュウリ・ピーマン系統の収穫専用。多少の慣れが必要。替刃が必要だと思うが、あまり使わないので替刃の有無はわからない。

5番・6番があれば普通の野菜農家は両手を使う収穫作業から開放され少しは楽になるはず。腰にぶら提げる専用ケースがあると非常に楽。6番はその形状から流用できるケースはない。

鎌・包丁などの研ぎは、携帯用のダイヤモンド砥石の200番~600番を2本以上携帯する。100円ショップのもので充分。ハサミには800番以上を用意。

本日雪、曇り。気温4度。片付けの最中に、家の土台下(厚さ15センチのコンクリート)から大量の土が排出されているのを見つけた。直径10~8センチ程、深さ60センチ以上のネズミの穴であった。周囲の土は縦横無尽にトンネルが作られていた。午後は6時過ぎまで穴埋め作業と対応処置で終わる。飼い猫のいる家にはネズミが居ないというので猫を飼おうと本気で考えはじめた。 高齢の母親は四足動物が嫌いなので説得しなくてはならない。

現在、我家にいる猫は、俺が中古ショップで100円で買ってきたこの子だけ。枕として家族みんなに可愛がられてるので灰色に変色し、寸胴な体型が凹んで腰がくびれてきた。皆でニャンと呼んでいる。

15年ほど前、近所に尻尾が短くて丸い大きな白猫がいたが、近所の子供達が「腐ったマロン」と呼んでいたので、変な名前なので訊いてみた。以前は綺麗な真っ白な猫だったそうだが、飼い主が引っ越したのか日増しに薄汚れてしまったので、本当の名前「マロン」ではなく「腐ったマロン」と呼ぶようになったのだとか…。家族みんなの匂いがついて腐ったニャンになりつつあるので優しく洗濯してもらおう。

 

 

自作薪ストーブ・自作さといも土落し機稼動

夜間の大風に雨と雪で寒い一日。午前~午後1:30まで井戸水で長芋を中コンテナ7箱洗浄。寒風でかじかむ手を井戸水で温めながら作業する。午後3時より長芋を小屋に保管。その後、薪ストーブの前で里芋の土落し作業をする。

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6シーズン目の自作薪ストーブ。200リッター縦型灯油タンクを利用。ストーブ横のステンレス灯油タンクには水を入れてある。手洗い用などに利用する温水器。

リサイクル業者から安く買った縦型灯油タンクはドラム缶より板圧がある。内部は2次燃焼構造だが、火室が大きなために2次燃焼するには薪が大量に必要。しかし、長く太い薪が入るため燃焼時間は長く、前日21時に投入すれば翌日朝まで火種が残っている。寒さに弱い野菜の保管のために大型のストーブが必要になり自作した。それまでは時計型ストーブを使用していたので毎日夜中2時に起きて雪の中、隣の小屋まで行って薪をくべていた。これを作ってから夜中に外に出る必要がない。

開口部は大きいし奥行き80センチ。灰取り口が下部に引き出し式になっている。湯沸し・焼き芋・鍋物など上部天板の丸蓋のところで出来る。溶接機や切断器具・ボール盤などがあればプラモデルと同じ。材料はなるべく廃品を利用したため2万円以下。内部はステンレス流し台の廃品を使って2次燃焼構造にしたが、それまで使用していた120ミリ煙突を流用したため吸い込みが悪く、火室温度が上がっても1.5次燃焼の状態。ストーブ横の灯油タンクは6500円、綺麗に洗浄して水を入れておくと温水になる。一度水を入れ忘れて接合綿が剥がれて酷い水漏れをしたので自分で全面ハンダ付け修理をした。

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野菜洗浄機メーカー、サシナミの洗い機を流用した。里芋土落し機。昨年作った。

一昨年まで、里芋はタワシやブラシを使って1個ずつ手作業でセコセコ土落としして腱鞘炎になっていた。数日掛かって自作しても楽になるならば…と行き当たりばったり、作業場に存在する廃品だけで出来る物を作った。カバーは割れ難い素材の透明塩ビ板・カイダック板を使用。父親の代から壊れた野菜洗い機、数台分の使える部品を残しておいたが、それを使った。ベアリングまで分解グリスアップしないと使える代物ではなかったが何とか出来上がった。芋が飛ばされないようにストッパーも後付けした。回転ブラシの手前に取り外し式のカイダック製カゴ。ブラシの下に土受けカゴ。回転数を落とすためにプーリーを探し回って倉庫中を引っ掻き回した。

 

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去年は周囲に埃防止カバーをしなかったため、小屋中が埃だらけになった。乾き気味の芋には霧吹きスプレーする。

今年、埃対策に、ホームセンターで園芸アーチを3本・支柱5本を購入し、簡易的な埃防止室を設置。信濃川河川敷の草藪に不法投棄されていた大きな船コンテナを拾ったのがあったので、それの中に機械を入れて周囲をアーチとビニールで囲った。椅子は昔買った洗濯機の中に入っていた発泡スチロールを補強して作ったので温かくて適度な軟らかさがあり長時間座っても痛くない。近所からの注文が多く有難い。祖父が生前、父母に「この里芋は他とは違うから絶対に絶やすな」と言い残していたというが品種が全く判らない。山本五十六の生家でも買ってもらっていた里芋の末裔である。茎の根元を切ると紫色の輪が見える。

農作業に適した手袋

本日は終日、来期用の長芋種を選別し畑に室(ムロ)を作って保存作業。自宅作業場の里芋種専用室(昔からの専用ムロ)に一緒にする予定だったが、里芋種と八つ頭種で一杯になったので、長芋種は畑に保存することにした。

一年中、畑仕事をする者にとって怪我はできない。先月、里芋の収穫準備中に大きな枯れたアカザを素手で抜こうとした途端、グサリと左手小指の腹にえぐるように突き刺さり大出血した。右手が土まみれなのを忘れて怪我の小指を押さえたために消毒が大変だったうえに、回復するのも1週間と時間が掛かった。手袋をするのが面倒なんてときにかぎって怪我をする。手袋や防護メガネ・帽子などの保護具を忘れたための怪我というのは何の仕事でも案外多い。トラックには応急手当の道具は常備してあるが、怪我をしない準備を怠らない認識が薄れていた。

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右手ばかりが消耗する作業用手袋。右手のみの販売もしてほしい。

軍手・皮手袋など、手にフィットしない手袋ばかりだった昔に比べ、現在は色々な手袋が販売されていて良い時代になった。価格も下がった。100円~150円程度で背抜きでゴムがついているものが買えるが。値段と機能、フィット感、物を持った時に手袋を通して手に伝わる感覚、耐久性。春夏秋用に色々な作業用手袋を試したがコストパフォーマンスでは上画像の2種類のものが優れていると思う。左の黒よりも右の赤が耐久性があるが、黒の方が物の感覚が伝わる。

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降雪期に最も優れた作業手袋だったテムレスという手袋。ゴアテックス?と思うほどの蒸れなし作業ができる。当然中の手は濡れない。現在も販売しているが、やっぱり正規の値段も機能並みに高い。

テムレスは10年ほど前にネットオークションにて、性能を知らずに10双、千円で落札した。蒸れない、薄いのに暖かい、柔らかくて疲れない、物の感覚が良く伝わる、晩秋~春先までの降雪期にこれほど優れた手袋はないと思っている。有無を言わせない降雪時期手袋ナンバー1である。しかし、価格が高くてその後は購入できない。現在はモデルチェンジしているもよう。

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寒い時期の百姓にとってコストパフォーマンスナンバー1の手袋。芋類の収穫作業から大根やニンジン、白菜・キャベツの収穫、雪降ろしから雪遊びまで家族で使用している。蒸れるので1日2双必要。洗濯乾燥は毎日必須。だから大量購入した。

3年前だと思うが、ホームセンターで400円前後で買った。蒸れること、物を掴む感覚を無視できるほどに寒い時期の泥土作業を含む農作業に使える安くて高性能な手袋。耐久性も申し分ない。初期の製品は内側のボアの質が良く、ボアがゴム手袋にしっかり接着してあったので着脱時に楽であった。また、ボアが全体に接着してあるのか、裏返して洗濯乾燥させる時に楽だった。現在の製品はボア接着が良くないのか手を抜く時に裏地のボアまで出てくる箇所がある。洗濯乾燥で裏返す時にも不便である。これは値上げしないためのことなのかもしれないが、俺としては50円高くても初期の手袋に戻してほしい。ボアも初期のものが綿っぽくて好みだった。現在の化繊は中で滑ってしまうように感じる。

上記いずれの手袋も滑り止めは申し分ないと感じている。