百姓にとってモグラはネズミと並んで迷惑な生き物です。百姓にとって蛇はモグラを退治してくれる神的存在です。
右岸河川敷の畑は民家が近いために、飼い猫や野良猫が毎日やってきます。今年は、キジトラ・白黒・腐ったマロンの3匹が常連猫です。今までに数匹の猫が世代交代してきました。この猫たちが畑で多少の悪さをしても咎めたり追い払ったりしません。種まきしたばかりの畝の上を歩いても、トラクターのシートやボンネットを泥だらけにしても俺も妻も平然としています。この猫たちは、畑ネズミや雉のヒナなどを捕まえているようですが、モグラだは不味いのか捕獲しても何時もそのまま畑に放置してあります。今年は2匹のモグラが放置してありました。人間にとってモグラの退治は本当に大変なのです。 このモグラはカラスが持って行きました。 他界した父親が独身の頃、モグラの毛皮で手袋を作ろうとしたそうです。土の中でも水の中でも濡れないモグラの毛皮に着目してのことだったそうですが、皮膚が薄くて縫い合わせても切れてしまうので諦めたと言ってました。